
「エムバペ兄弟」の明暗が、UEFAチャンピオンズリーグの初日にくっきりと分かれました。
兄のキリアン・エムバペ(27、レアル・マドリード)はゴールを決めてチームの勝利を牽引しましたが、弟のイーサン・エムバペ(19、リール)はアシストを記録したものの、相手選手を肘で打ったとして退場処分となりました。
キリアンは8日、スペイン・マドリードのサンティアゴ・ベルナベウで行われた2026-2027 UEFAチャンピオンズリーグ・リーグフェーズ第1節、インテル・ミラノとのホームゲームで前半14分に先制ゴールを決めました。
レアル・マドリードは前半23分、フェデリコ・バルベルデの追加点も加わり2-0とリードし、後半32分にカルロス・アウグストに1点を返されましたが、2-1で勝利しました。
キリアンはこのゴールでチャンピオンズリーグ通算71ゴールを記録しました。レアル・マドリードのレジェンドであるラウール・ゴンサレスとこの部門で並び、欧州の舞台で再びその存在感を示しました。

同じ時刻、フランスのリールでは弟のイーサンが全く異なる夜を過ごしていました。
イーサンはレアル・ベティスとのホームゲームに先発出場し、前半12分に上田綺世の先制ゴールをアシストしました。右サイドで相手ディフェンダーをかわした後に正確なクロスを上げ、それを上田がヘディングで決めました。
リールは前半を2-1で折り返し、幸先の良いスタートを切りましたが、後半に入ると試合がひっくり返りました。ベティスのマルク・バルトラが後半4分に同点ゴールを決め、トロイ・パロットが後半8分に逆転ゴールを叩き込みました。
さらにイーサンがトラブルを起こしました。後半11分、ベティスのDFナタンと小競り合いになる過程で、相手を肘で打ってしまったのです。主審はビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)を経て、イーサンに即座にレッドカードを提示しました。
リールは残りの時間を10人で戦い、結局2-3で敗れました。リールのクラブ側も、イーサンの退場を試合の流れが完全に変わってしまった決定的な場面の一つとして挙げました。


