
キリアン・エムバペ(レアル・マドリード)という絶対的な攻撃の核を欠きながらも、フランス代表の勢いは止まらない。ジネディーヌ・ジダン監督率いるフランスは、マイケル・オリーズ(バイエルン・ミュンヘン)の劇的な決勝弾によってベルギーを下し、UEFAネーションズリーグで2連勝を達成した。
エムバペ不在の危機を乗り越えたフランス
フランスは29日、ブリュッセルのキング・ボードゥアン・スタジアムで行われたUEFAネーションズリーグ・リーグAグループステージ第2戦でベルギーと対戦し、1-0で勝利を収めた。初戦のトルコ戦(1-0)に続き、ジダン監督就任後に行われた2試合はいずれも無失点勝利という堅守ぶりを見せている。
チームにとって大きな痛手となったのが主将エムバペの離脱だ。エムバペは25日のトルコ戦で決勝ゴールを決めたものの、その直後に左膝を負傷。後半途中にデジレ・ドゥエ(パリ・サンジェルマン)と交代してピッチを退いていた。所属先のレアル・マドリードの発表によれば、左膝後方関節包の過伸展損傷と診断され、ジダン監督は即座に彼を帰国させ治療に専念させる判断を下した。

オリーズの投入と劇的な決勝弾
ジダン監督はエムバペの欠場を受け、攻撃陣の再編を断行した。エステバン・ルポール(スタッド・レンヌ)を1トップに据え、ドゥエやブラッドリー・バルコラ(パリ・サンジェルマン)らを配する攻撃的な布陣を採用。試合を通じて得点の好機をうかがう展開が続いた。
膠着状態を打破すべく、指揮官は後半32分に大きな決断を下す。バルコラを下げ、オリーズを投入したのだ。これが功を奏した。後半43分、オリーズはハーフライン付近から独力でドリブルを開始し、ベルギーの守備網を華麗に突破。ペナルティボックス手前から放ったシュートがゴールネットに突き刺さった。この貴重なリードを最後まで守り抜き、フランスは敵地で価値ある白星を挙げている。



