
「今回が最後のワールドカップになるという事実を、最大限楽しもうと思っています。」
ポルトガルの「スーパースター」、クリスティアーノ・ロナウド(アル・ナスル)が、今回の北中米ワールドカップが自身の最後のワールドカップになることを改めて明かした。
ロナウドはスペインとの2026北中米ワールドカップ決勝トーナメント1回戦を翌日に控えた6日に行われた記者会見で、「これが最後のワールドカップになるという事実を最大限楽しもうとしている」とし、「明日が私の最後のワールドカップの試合にならないよう、神の思し召しのままに前へ進み続けたい」と語った。
1985年生まれで不惑を大きく超えたロナウドは、4年後の次回大会時には45歳になる。当然ながら引退計画に関する質問が続いたが、ロナウドは「取材陣が私の引退を急かしているようだ」と余裕を持って切り返しながらも、すぐに落ち着いた様子で回答を続けた。ロナウドは「不足しているものはない。神は私にあまりにも寛大で、特に代表チームにおいては、私が期待していなかったすべてのものを与えてくれた」と述べた。続けて「ワールドカップで優勝したからといって、私がよりクリスティアーノになるわけでも、そうでなくなるわけでもない。ただ一日一日を楽しんでいるだけだ」と付け加えた。
ロナウドは今大会、ラウンド32までに3ゴールを追加し、ワールドカップ通算11ゴールを記録するなど健在ぶりを誇示している。それでも、圧倒的だった全盛期の破壊力に比べれば物足りなさは否めない。特に7ゴールで得点ランキング首位を走るリオネル・メッシ(アルゼンチン・ワールドカップ通算20ゴール)と比較され、冷ややかな批判に直面することもある。

ロナウドは「キャリアを通じて、自分が以前と同じ選手ではないことは認識してきたし、年齢に伴う変化にも適応してきた」とし、「しかし、私が依然としてゴールを決められるという事実に変わりはない。明日も得点したい。たとえ私がゴールを決められなくても、仲間が決めてくれることを願っている」と語った。その上で「私に対する他の意見もあるだろうが、それほど悪いプレーをしているとは思わない。3ゴールを決めたではないか」とし、「もちろん、信じられないほど素晴らしい活躍でより多くのゴールを決めている選手もいるが、私も悪くはない。前へ進み続けなければならない」と強調した。
ポルトガルの決勝トーナメント1回戦の相手であるスペインは、ロナウドが33歳だった2018年ロシア大会のグループリーグ(3-3の引き分け)で、ワールドカップ史上最高齢ハットトリックを記録した相手でもある。ポルトガルはスペインを破り、2大会連続のベスト8進出を狙う。
スペインとの一戦について、ロナウドは強い警戒心を示した。彼は「スペインは素晴らしい才能に恵まれたチームであり、非常に、非常に優れている。2004年からスペインは常に優勝候補だった」と評価した。続けて「明日は戦い、非常に厳しい戦いになるだろう。私たちがすべきことは、強い信念を持ち、走り、勇敢になることだけだ。正直に言って、それがスペインに勝つ唯一の方法だ」と強調した。
一方、ロナウドはこの日、冗談を交える余裕も見せた。前日に飛行機で出会ったアルゼンチン人客室乗務員とのエピソードを紹介し、「私を見る目つきだけでアルゼンチン人だと分かった。『すぐに目をそらすのを見ると、クリスティアーノが好きではないようですね』と冗談を言った」と話した。その上で「私の妻(ジョルジーナ・ロドリゲス)もアルゼンチン人だし、私はアルゼンチン、特にブエノスアイレスを格別に愛している」と付け加えた。ライバルであるメッシを連想させる発言だった。



