
崖っぷちからの逆転劇:ALDS第4戦の激闘
米プロ野球メジャーリーグのクリーブランド・ガーディアンズは、主砲ホセ・ラミレスの躍動により、アメリカンリーグ・ディビジョンシリーズ(ALDS・5回戦制)の勝負を最終第5戦まで持ち込むことに成功した。
9日に米イリノイ州シカゴのレイトフィールドで行われたALDS第4戦、クリーブランドはシカゴ・ホワイトソックスを9-5で下し、シリーズ成績を2勝2敗のタイに戻した。開幕から2連敗を喫した後の劇的な2連勝となり、両チームの勢いが激しく入れ替わる展開となった。
ラミレスが打線を牽引、逆転のきっかけ
この日、2番・三塁手として先発出場したホセ・ラミレスは、5打数2安打1本塁打3打点2得点という圧倒的な成績を残し、チームの勝利を決定づけた。
試合序盤、クリーブランドは先発のパーカー・メシックが村上宗隆への押し出し四球、続く代打サム・アントナッチへの犠牲フライを許し、0-2と先行される苦しい立ち上がりとなった。しかし5回表、代打パトリック・ベイリーのソロ本塁打で反撃の狼煙を上げると、ラミレスがジョーダン・ヒックスの時速161kmの直球を完璧に捉え、右中間へのツーランホームランを放って3-2と逆転に成功した。
試合を決定づけた6回表の猛攻
5回裏に再び3-4と逆転を許したガーディアンズだが、6回表に打線が爆発した。5本の安打と3つの四死球を絡め、この回一挙6得点を挙げる猛攻を見せた。
トラビス・バザナの適時二塁打で同点に追いつき、続くベイリーの適時打で5-4と再逆転。さらにチャンスを広げ、ラミレスを含む打線が連続安打を重ねて9-4と突き放し、試合の流れを完全に引き寄せた。9回裏にはケイド・スミスがミゲル・バルガスにソロ本塁打を浴びたものの、大勢に影響はなく、最終スコア9-5で勝利を収めた。
ALCS進出をかけた運命の第5戦へ
今回の勝利により、シリーズは完全に振り出しに戻った。両チームは11日、クリーブランドのプログレッシブ・フィールドにて、リーグ優勝決定シリーズ(ALCS)進出を賭けた最終第5戦を行う。
アメリカのポストシーズンでは、初戦を落としたチームが勝ち上がるケースは珍しくないが、このように連敗からの挽回はチームの士気に大きな影響を与える。日本の野球ファンにとっても注目度の高いこの決戦で、どちらが次のステージへ駒を進めるのか、全米が注目している。


