
前半0-0から一転、歴史的な後半戦へ
前半をスコアレスで終えた試合が、後半に入った途端に信じがたい乱打戦へと変貌した。11日にスウェーデンのソルナ・ナショナルアリーナで行われたアルスヴェンスカン(スウェーデン1部リーグ)のAIK対ブロマポイカルナの一戦は、最終的に6-5でブロマポイカルナが勝利を収めた。
この試合の後半だけで生まれた11ゴールは、アルスヴェンスカンにおける1ハーフ最多得点記録を塗り替える歴史的な数字となった。
劇的なスコア変動の記録
後半の幕開けと共に試合は動き出した。ブロマポイカルナは後半3分にシモン・ストランドの先制弾で均衡を破る。AIKも同10分にアブディハキム・アリのゴールで追いついたが、ここからブロマポイカルナが猛攻を仕掛けた。
カミルジャン・セベルの2得点に加え、ヴィルメル・エデファルクとアントン・クロチキンが続き、後半25分までに5-1と大差をつけた。しかし、AIKも驚異的な粘りを見せる。タハ・アヤリの得点、そしてシクステン・グスタフソンの2連続ゴールで1点差まで詰め寄ると、後半アディショナルタイム8分にはヨハン・ホベが同点弾を叩き込み、スコアを5-5の振り出しに戻した。
ラストプレーで決した勝負
勝利の女神が微笑んだのは最後の瞬間だった。後半アディショナルタイム9分、ブロマポイカルナのマス・ハンセンが劇的な決勝ゴールを奪取。直後に終了の笛が鳴り、ブロマポイカルナはAIKに対してクラブ史上初となるリーグ戦での勝利を飾った。
主将のストランドは試合後、「5-5に追いつかれた時は絶望的だったが、最後まで諦めなかった」とコメントを残している。
欧州主要リーグにおける記録の稀少性
後半だけで二桁得点が生まれるケースは、欧州の主要1部リーグにおいても非常に珍しい事象である。過去の例を見ると、1982年のドイツ・ブンデスリーガ(ドルトムント対ビーレフェルト戦)で後半に10ゴール、2009年のイングランド・プレミアリーグ(トッテナム対ウィガン戦)で後半に8ゴールが記録された例があるが、今回の11ゴールはそれらを上回る衝撃的な記録となった。
なお、この結果、リーグ順位はAIKが9位、ブロマポイカルナが11位という状況となっている。


