
ワールドカップ最多優勝(5回)を誇る「サンバ軍団」ブラジルが、スコットランドの堅固な守備を軽々と崩し、優勝候補らしい強力な攻撃力を示しました。特に世界中のサッカーファンの注目を集めていたエース、ネイマール(34・サントス)がついに北中米ワールドカップの舞台に姿を現し、トーナメントでの活躍に期待が高まりました。
ブラジル代表は25日、米フロリダ州マイアミのマイアミスタジアムで行われたスコットランドとのグループリーグC組第3戦で3-0の大勝を収めました。グループリーグで2勝1分(勝ち点7、得失点差+6)を記録したブラジルは、この日ハイチ(3敗、勝ち点0)を4-2で下したモロッコ(2勝1分、勝ち点7、得失点差+3)と勝ち点は同じでしたが、得失点差で上回りC組1位を確定しました。
ブラジルは試合序盤から中盤での精密なパスと強いプレッシングで主導権を確実に握りました。前半7分には相手ディフェンダーのミスを誘発し、先制点を奪いました。

ブラジルの右ウィンガー、ハヤンがペナルティエリア右側でビルドアップしていたスコットランドのセンターバック、スコット・マッケナにプレッシャーをかけてボールを奪い、それを受けたヴィニシウス・ジュニオールがゴールキーパーをかわして右足で無人のゴールに押し込みました。
ヴィニシウス・ジュニオールは前半22分にもペナルティアーク右付近でゴールキーパーにバックパスをしようとしたスコットランドのセンターバック、ジャック・ヘンドリックを圧迫してボールを奪いゴールネットを揺らしましたが、VAR判定の結果、ヘンドリックの足をかけたとされ得点は取り消されました。しかし彼は前半アディショナルタイムに見事なヘディングでマルチゴールを完成させました。
前半アディショナルタイム3分、ペナルティエリア右上からブルーノ・ギマランイスが上げたクロスを、ゴールエリア右で高く跳び上がり頭で合わせて得点しました。
前半を2-0で折り返したブラジルは後半15分、マテウス・クーニャがダメ押しのゴールを決めました。余裕が生まれたブラジルは後半31分、クーニャを下げてベンチで待機していた「スーパースター」ネイマールを投入しました。
ブラジル代表歴代最多得点(79ゴール)記録を持つネイマールはふくらはぎの負傷でグループリーグ1、2戦を欠場した後、この日初めてワールドカップの舞台に立ちました。ネイマールは後半45分にシュートを一度試み、数回鋭いパスを披露しました。

ネイマールはアディショナルタイムまで約20分間プレーし、キーパスを3本通し、パス成功率92%(12/13)を記録して攻撃に活力を与えました。短い時間ながらも特有の精緻なボールキープと相手守備を無力化する鋭いチャンスメイク能力を示し、健在ぶりを証明しました。
フランスの伝説ティエリ・アンリは「ネイマールは依然として独自の何かを持っている。短い出場時間だけでも、彼がこの世代のブラジルサッカーで最も重要な選手の一人である理由を皆に思い起こさせた」と絶賛しました。


