
20年前のワールドカップ…19歳の新星としてデビュー
初ゴール、2014年には「4ゴール」で決勝進出を牽引
2022年、優勝カップとゴールデンボールを両手に
今大会は39歳で8ゴール・4アシスト
2連覇に挑むも…スペインに阻まれ涙
サッカー史上最も偉大な伝説が綴った最後のワールドカップの舞台は華やかだったが、結末は悲しいものだった。39歳という年齢で再び魔法をかけ、アルゼンチンを決勝まで導いたリオネル・メッシが、準優勝とともに涙でワールドカップの舞台に別れを告げた。
アルゼンチンは20日、米ニューヨークのニュージャージー・スタジアムで行われた2026北中米ワールドカップ決勝で、延長戦の末にスペインに0-1で敗れた。メッシはスペインの組織的なプレッシャーの中でなかなかスペースを見つけられず、チームも120分間でわずか2本のシュートに終わるなど苦戦した。
試合終了のホイッスルが鳴ると、メッシはしばらくピッチを離れることができなかった。銀メダルを首にかけた後、観客席を見つめながら目を潤ませ、ファンはスタンディングオベーションと歓声でサッカーの皇帝の最後の舞台を見送った。アルゼンチンサッカー協会(AFA)は「あなたの涙は私たちの涙」とメッシに献辞を送り、世界中のサッカーファンも彼の最後の姿に共に涙した。
今大会でもメッシは変わらずアルゼンチンの心臓だった。メッシは8試合すべてに先発出場し、8ゴール・4アシストを記録した。ゴールデンブーツ(得点王)争いを最後まで繰り広げ、攻撃ポイントは実に12個に達した。
特にアルゼンチンは、32強戦から決勝まで毎回逆転勝利を収めるか延長戦を戦い抜いており、その中心には常にメッシがいた。グループリーグのアルジェリア戦ではハットトリックも達成した。
メッシはブラジルの伝説カフーに続き、史上2人目となるワールドカップ決勝3回出場を果たした選手となった。ワールドカップ通算最多攻撃ポイント(33個・21ゴール12アシスト)、11試合連続攻撃ポイントなど、数々の記録を打ち立てた。
奇しくも決勝戦が行われた場所は、2016年にメッシが満29歳で代表引退を宣言した、まさにそのスタジアムである。当時メッシはコパ・アメリカ・センテナリオ決勝でチリにPK戦の末に敗れた後、「私の代表キャリアは終わった」と語っていた。
メッシはFCバルセロナで数え切れないほどのトロフィーを掲げてきたが、代表チームに来ると小さく見えた。アルゼンチンのファンからも多くの批判を浴びた。
しかし、再び代表に戻った彼は驚くべき反転を見せた。2021年、2024年のコパ・アメリカで立て続けにアルゼンチンの優勝を導いた。その間、カタール・ワールドカップでは、あれほど切望していた初のワールドカップ優勝トロフィーを掲げた。
メッシはこれでAマッチ207試合出場という記録に加え、ワールドカップ最多34試合出場という記録も保持することになった。
2030年大会の時には不惑を大きく超えるため、今回が彼の最後のワールドカップになる可能性は非常に高い。ただし、インテル・マイアミと2028年まで契約が残っているため、すぐに代表を引退するかどうかは不透明だ。
メッシのワールドカップの旅路を振り返ると、それ自体がサッカーの歴史そのものである。2006年のドイツ大会で19歳の新星としてデビューして初ゴールを決め、2014年のブラジル大会では4ゴールを挙げてアルゼンチンを決勝へ導き、ゴールデンボール(最優秀選手賞)を受賞した。2018年のロシア大会では16強で止まったが、2022年のカタール大会では7ゴール・3アシストでついに優勝カップとゴールデンボールを同時に手にした。
そして2026年。「ディフェンディングチャンピオン」の主将として再び決勝に上がり、ワールドカップ2連覇に挑んだ。トーナメントの舞台で何度も逆転ドラマを演じて決勝までたどり着いたが、結局スペインの壁を越えることはできなかった。
ジ・アスレチックは「メッシは最後まで人々に夢を見させてくれた。だからこそ、彼の最後の試合はより一層特別だった」と、レジェンドのワールドカップを評価した。
「サッカーの神」の最後のダンスは、笑顔で終わることはできなかった。しかし、彼が6度のワールドカップで綴ってきた数々のドラマと感動は、ワールドカップの歴史の中に永遠に記憶されるだろう。


