
サンフランシスコ・ジャイアンツの李政厚(イ・ジョンフ)に対し、絶えずトレードの噂が浮上している。
MLB公式サイトは21日、トレード期限まで残り2週間となった現時点で、特に注目すべき選手12人を選出した。サンフランシスコからは、2026シーズン後にフリーエージェント(FA)となる二塁手ルイス・アラエスとともに、李政厚の名前がリストアップされた。
MLB公式サイトは「ポストシーズン進出が困難となったサンフランシスコが、トレード市場で選手を放出する戦略をとる見込みだ。ラファエル・デバース、ウィリー・アダメス、マット・チャップマンなど高額契約選手を整理したい意向はあるだろうが、現実的には李政厚のトレードこそが、年俸負担を軽減するための最も有効な機会になるだろう」と分析している。李政厚はサンフランシスコと2029年までの長期契約を結んでいる。ただし、2027シーズン終了後にオプトアウト(契約解除)が可能な条項が含まれている。
同メディアは「契約解除条項がトレード成立の障害になる可能性はあるが、李政厚はその権利を行使せず、契約を全うする可能性が高い」と展望した。今後も残りの契約期間を通じて総額7000万ドルを手にすることができるためだ。李政厚の今季年俸は約700万ドルだが、来季からは大幅に上昇する。2027年には2200万ドル、2028年と2029年にはそれぞれ2050万ドルが支払われる予定だ。
MLB公式サイトは「李政厚の年俸は決して安くはないが、今年彼は90試合で打率0.304、OPS 0.764をマークしており、リーグ上位5%に入る三振率と空振り率の低さは驚異的だ」と、その攻撃的な才能を高く評価した。一方で、下位5%に属する四球率の低さを弱点として挙げている。
李政厚は今年のトレード市場における注目の的だ。これに先立ちUSAトゥデイも、彼をトレード市場の注目選手10人に挙げ、「李政厚は上位打線の補強を狙うチームにとって、獲得を検討すべき典型的な上位打者だ」と評した。さらに「優れたコンタクト能力、堅実な外野守備、そして突出してはいないものの十分な長打力を備えており、今後3年間で2100万ドル以上の価値を見せてくれる選手だ」と評価。続けて「今年メジャーリーグで最高のシーズンを過ごしており、まさに全盛期に突入している。李政厚の持つ高い打率と低い三振率は、どのチームにとっても得点力アップに直結する。本拠地オラクル・パークを離れれば、彼の攻撃指標はさらに跳ね上がる可能性がある」と期待を寄せた。
米スポーツ専門誌SIも今月初め、「サンフランシスコにとっては惨憺たるシーズンだ。期待通りに進んだことは一つもない。今シーズンは出口を見つけるのが難しい泥沼の状態だが、トレード期限までに成果を上げることができれば、来季の優勝に向けた基盤を固めることができるだろう」とし、内野手ルイス・アラエス、投手ロビー・レイ、そして李政厚をトレード候補として挙げていた。


