
2026年北中米ワールドカップ(W杯)を制したスペイン代表の「キャプテン」ロドリ(30、マンチェスター・シティ)が、その栄光の代償として手術を受けることになりました。
アメリカの有力メディア「ジ・アスレティック」は23日、ロドリが腰の痛みを訴えており、近く手術を受ける予定だと報じました。現時点で復帰時期は未定となっています。
ロドリは今大会で最も眩い輝きを放った選手です。スペインを牽引する頼れるキャプテンとして、グループステージから決勝戦まで全8試合にフル稼働。2010年南アフリカ大会以来、16年ぶりとなる念願のワールドカップを掲げました。ロドリ自身は目に見えるアシストやゴールといった攻撃ポイントこそなかったものの、大会最優秀選手に贈られるゴールデンボール(MVP)を受賞し、その圧倒的な存在感を世界に証明しました。
スペイン人選手がW杯でゴールデンボールを受賞するのは、歴史上初の快挙です。ロドリは2年前の2024年欧州選手権(ユーロ2024)でも大会MVPに選出されており、同年10月にはスペイン人選手として64年ぶりにバロンドールを受賞。それだけに、今年のバロンドールへの期待も否応なしに高まっていました。
しかし、W杯閉幕後に幕を開ける2026〜2027シーズンを、緑のピッチではなく病院のベッドで迎えることになってしまったのが、あまりにも痛い現実です。
現地メディアによると、ロドリはW杯開幕前からすでに腰に激しい痛みを感じていたといいます。実際にW杯直前のシーズンでは、リーグ戦の約半分(38試合中21試合)しか消化できていませんでした。今回のW杯での獅子奮迅の活躍ぶりから「怪我を完全に克服したのでは」と見られていましたが、実際には怪我を抱えたまま、痛みに耐えながらプレーを続けていたことが明らかになりました。
ロドリが大きな国際大会での活躍 of 末に、深刻な怪我を負うのはこれが初めてではありません。スペインをヨーロッパの頂点に導いた2年前の「ユーロ2024」が開催された2024〜2025シーズンには、前十字靭帯断裂という選手生命を脅かす大怪我で長期離脱を余儀なくされた過去があります。当時、マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督は、ロドリのリハビリ完了後も慎重に出場時間を管理するなど、辛抱強くサポートを続けました。その甲斐あって、ロドリは見事に世界のトップへと返り咲きましたが、今回のW杯終了後に再び怪我という「悪夢」に直面することになってしまいました。
今回の腰の怪我が、かつて彼を苦しめた膝や靭帯など下半身の持病ではないことは、不幸中の幸いと言えるかもしれません。しかし、手術を終えてピッチに戻ってきたとしても、以前のような世界最高峰のパフォーマンスを取り戻すまでには、かなりの時間を要すると見られています。
マンチェスター・シティにとって、契約期間が残り1年となったロドリの離脱は、クラブの未来をも左右する大問題です。当面の間、中盤の要である彼の穴を埋める即戦力の補強を検討するだけでなく、今後もロドリと契約を延長し、共に歩んでいくべきかどうかの決断を迫られています。一部では、スペインの名門レアル・マドリードが来年夏、移籍金が発生しないフリーエージェント(FA)としてロドリの獲得に動くのではないかという噂も囁かれており、今後の動向から目が離せません。


