

イ・ガンインの出国後のアトレティコ・マドリードへの合流が、現実的に難しい状況となっている。
スペインのスポーツメディア、ムンド・デポルティーボは30日(韓国時間)、「イ・ガンインの時間は尽きた。アトレティコへの本格合流は、韓国ツアーからが有力だ」と報じた。
同メディアは、「時間が経つにつれ、イ・ガンインがマドリードでチームに合流する可能性は低くなっている」とし、「アトレティコ内部では、イ・ガンインがスペインではなく、韓国のソウルでチームに合流し、そのままプレシーズンのアジアツアーを開始すると見ている」と明かした。
続けて「アトレティコは現在の状況を過度に懸念してはいない。イ・ガンインは現在、FCソウルのトレーニング施設でアトレティコのコーチ陣が伝えた個人トレーニングプログラムを黙々とこなしており、同僚たちと同じ食事管理も受けている」と現状を報告。「クラブはイ・ガンインが選手団に合流し次第、最高のコンディションを維持し、新しい環境にも素早く適応できるよう万全の準備を進めている」と付け加えた。

アトレティコは去る25日、クラブ公式チャンネルを通じてイ・ガンインの獲得を正式発表した。その後、イ・ガンイン関連のコンテンツを20個近く投稿するほど、その広報に力を入れている。
しかし、実際にイ・ガンインがアトレティコのユニフォームを身にまとった写真や、クラブ施設を視察する映像など、本人が登場したリアルタイムの投稿はまだない。現時点ではイ・ガンインが撮影したビデオメッセージが公開されているのみだ。これは、イ・ガンインがいまだチームに物理的に合流できていないためである。
イ・ガンインは現在、兵役関連の行政手続きを進めるために韓国に滞在している。イ・ガンインは兵役特例の恩恵対象者だが、2023年の杭州アジア大会で金メダルを獲得したことで資格を得た。その代わりに、芸術・体育要員として基礎軍事訓練やボランティア活動などの代替服務を消化しなければならない。現在、この行政手続きが未完了の状態であり、国外旅行許可証を取得しなければ出国ができないという壁に直面している。
この手続きの遅れにより、チーム合流も遅延している。一日も早く新しいチームで戦略や戦術に馴染む必要がある中、ファンとしても少しヤキモキする状況が続いている。

同メディアによると、クラブ側も現実的にイ・ガンインとはソウルで合流する可能性が高いと判断しているようだ。
ソウルからマドリードまでは飛行時間だけでも約14時間を要する。アトレティコは7月31日にスウェーデンのストックホルムへ移動し、8月1日にマンチェスター・ユナイテッドとのプレシーズン親善試合を行った後、8月5日に韓国ツアーのためにソウルへ移動する予定だ。
もしイ・ガンインが今週の金曜日か来週の月曜日頃に出国許可を得られたとしても、すぐにスペインへ移動し、数日後には再び韓国へ戻らなければならないという過酷なスケジュールになってしまう。そう考えると、ソウルで直接チームメイトと顔を合わせるのが、最も現実的かつ効率的な判断といえるだろう。


