
イングランド・プレミアリーグの名門、トッテナム・ホットスパーの熱い夏はまだ終わる気配を見せていない。
イギリスのスポーツ専門メディア「スカイスポーツ」は2日、イングランド・プレミアリーグ全20クラブの今夏における移籍市場の動向を大々的に報じた。その中でも、とりわけ大きな注目を集め、話題の中心となっていたのがトッテナムの動きだ。
「スカイスポーツ」は、「トッテナムは今夏の移籍市場で極めてアグレッシブな動きを見せ、欧州サッカー界に衝撃を与えた。クラブは従来の年俸上限(給与キャップ)を事実上撤廃し、クラブ史上最高額の移籍金記録まで塗り替えて、サンドロ・トナーリ、マテウス・フェルナンデス、そして実力派センターバックのヤン・ポール・ファン・ヘッケらを相次いで獲得した」と、その並々ならぬ補強姿勢を高く評価した。

2シーズン連続で17位に沈み、近年稀に見る大苦戦を強いられたトッテナムは、今季こそ名門復活を果たすべく本格的なクラブ再建へと乗り出した。クラブ史上最高額となる1億ポンド(約1927億ウォン/約192億円)を投じてニューカッスル・ユナイテッドからイタリア代表MFサンドロ・トナーリを引き抜いたほか、オランダ代表DFファン・ヘッケや、リヴァプールの象徴的存在であるアンディ・ロバートソンなど、超一線級の大型補強を次々と完結させた。ここまでに費やした総支出額だけでも、実に2億3700万ポンド(約4568億ウォン/約455億円)という天文学的な数字に達している。
だが、トッテナムの貪欲な補強はこれで終わりではない。チームを率いるロベルト・デ・ゼルビ監督は記者団に対し、「我々の移籍市場はまだ終わっていない。これから驚くべき『爆弾級の補強』がやってくるだろう」と言い放ち、さらなるビッグネームの獲得を予告した。
現在、クラブが最優先事項として掲げているのは攻撃陣のさらなるグレードアップであり、その補強候補は最終的に実力派の2人に絞られたという。それが、マンチェスター・シティに所属する新星サヴィーニョ(22)と、リヴァプールのエース級アタッカーであるコーディ・ガクポ(27)だ。サヴィーニョは昨シーズンからトッテナムのスカウティングリストの最上位に君臨し続けており、最近になって所属クラブへ移籍を直訴したとも噂されている。現地メディアの報道によると、トッテナムは6000万ポンド(約1155億ウォン/約115億円)規模のメガオファーを準備しており、まもなく正式なアプローチを開始する見込みだ。
一方のガクポは、ここ最近になって獲得ターゲットとして急浮上した実力者だ。デ・ゼルビ監督は前線のあらゆるポジションをハイクオリティでこなせるマルチなアタッカーを求めており、ガクポはまさにその厳しい要求に合致する理想的なピースだと言える。トッテナムはすでにガクポ側との交渉を開始しており、選手本人もこの移籍プロジェクトに対して前向きな姿勢を見せている。しかし、現所属のリヴァプール側は「絶対に売却しない」という超強硬姿勢を崩しておらず、移籍実現へのハードルは極めて高いとみられている。デ・ゼルビ監督が予告する「爆弾級のラストピース」は、果たしてどちらになるのだろうか。



