
応援歌と太鼓の音、プラカードが空港の到着ロビーを埋め尽くした。2026北中米ワールドカップが生んだ最高のシンデレラ、ボジーニャ(40・カーボベルデ)がチリの地に降り立った瞬間、サンティアゴはまるでワールドカップ優勝国のような熱気に包まれた。
ボジーニャは3日、チリ・サンティアゴのアルトゥーロ・メリノ・ベニテス国際空港を通じて入国した。チリの名門クラブ、コロコロへの入団を確定させるためだ。現場には深夜にもかかわらず多くのファンが集結し、旗を振り、コールを叫んで彼を熱烈に歓迎した。
Tycスポーツなど現地メディアによると、空港に集まった数千人のファンの歓声に、ボジーニャは「ここに来ることができてとても嬉しい。私を信じて待ってくれたファンの忍耐に心から感謝する」とし、「近いうちにエスタディオ・モヌメンタル(コロコロのホームスタジアム)で会おう」と感想を述べた。この日、現場の熱気が特に高かったのには、入国過程で経験した劇的な反転も一役買った。先月24日のコロコロ入団合意発表後、カーボベルデ現地の書類手続きの問題やモロッコのクラブによるハイジャック説など悪材料が重なり、飛行機の搭乗が3度も延期されていた。ファンの不安が極限に達していた状況で、ついにボジーニャが入国ゲートに姿を現すと、熱狂的な歓声が沸き起こった。

今年40歳のベテランゴールキーパー、ボジーニャは北中米ワールドカップで、人口50万人の小国カーボベルデを率いて史上初の本大会出場とベスト32進出という神話を成し遂げた。グループリーグでは優勝国スペインを相手に無失点という快挙を成し遂げ、ベスト32では「サッカーの神」リオネル・メッシ率いるアルゼンチンと延長戦の激闘を繰り広げ、全世界のサッカーファンの心を掴んだ。
大会前は5万人に過ぎなかった彼のSNSフォロワー数は2900万人に迫るほどで、世界的なスターダムにのし上がった。ポルトガル2部リーグでプレーしていた彼は、世界各国の1部リーグクラブからのラブコールを受け、チリの名門コロコロへと向かった。メディカルチェックを経てコロコロとの最終契約を終える予定のボジーニャは、チリリーグ優勝とともに、来年のコパ・リベルタドーレス(南米クラブ最高峰の大会)での頂点を目指す。



