
米プロ野球メジャーリーグ(MLB)のLAドジャースが、大谷翔平の鮮烈なマルチ本塁打にもかかわらず、痛恨の連敗から抜け出せずにいる。
大谷は6日、米イリノイ州シカゴのリグレー・フィールドで行われたシカゴ・カブスとの遠征試合に「1番・指名打者」で先発出場。5打数3安打2本塁打3打点2得点と獅子奮迅の活躍を見せた。
大谷は1回、先頭打者として打席に立つと、相手先発の今永昇太と対峙。フルカウントからの激闘の末、右翼フェンスを越える飛距離120メートルの先制ソロ本塁打を叩き込んだ。
その後、チームが1-3とリードを許す苦しい展開の中、3回には先頭打者として三振に倒れた。1-6と大きく点差を広げられた5回には、同じく先頭打者として中前安打を放ち突破口を開こうとしたが、後続が続かず得点には至らない。1-7と突き放された7回の打席でも三振に倒れ、チームは重苦しい空気に包まれていた。
しかし、7回まで唯一の打点を挙げていた大谷が、8回に再び意地を見せる。マックス・マンシーの3点本塁打で4-7と詰め寄り、なおも2死1塁の好機で大谷に打順が回ってきた。ここで大谷は、交代したばかりのライアン・ジェファーソンを相手に、カウント2ボール1ストライクからの4球目を完璧に捉え、左翼フェンスを越える豪快な一発を放った。大谷にとって、これが今シーズン初のマルチ本塁打となった。
ドジャースは6-7の1点差まで猛追。その後、アレックス・コールが死球で出塁し、相手の暴投が絡んで2死2塁と一打同点の絶好機を作った。しかし、続くキケ・ヘルナンデスが最後は三振に倒れ、ついに逆転はならなかった。結局、試合は6-7のまま終了。ドジャースは今季最長となる泥沼の6連敗を喫した。
一方、ドジャースをスイープしたカブスでは、1番打者のピート・クロウ=アームストロングが25本塁打・25盗塁を達成するという記念すべき日に沸いた。クロウ=アームストロングは5打数3安打2本塁打4打点2得点と大谷に劣らぬ活躍を見せ、2シーズン連続となる「25-25」を達成。これはカブス球団史上初の快挙となった。
クロウ=アームストロングは1回裏、先頭打者としてこの日最初の本塁打であり、自身今季25号となる記念弾を放っている。MLBドットコムは「メジャーリーグ史上、同リーグでMVP投票10位以内に入る選手同士が、ともにリードオフマンとして出場し本塁打を放った初の試合となった可能性が極めて高い」と報じた。まさに、今季のナショナルリーグMVP最有力候補に挙げられる二人による、火花散る真っ向勝負であった。


