

宿敵GKからの異例の称賛
レアル・マドリードのゴールマウスを守る守護神ティボ・クルトゥワが、最大のライバルであるバルセロナの攻撃の要、ハフィーニャを公の場で高く評価し、大きな注目を集めている。スペインメディア「ムンド・デポルティーボ」は現地時間1日、クルトゥワがラジオ局オンダ・セロとのインタビューで、ハフィーニャについて「常に彼が受けるべき正当な評価を得られているわけではない」と語ったことを報じた。
クルトゥワは、「私にとって彼はバルセロナの核心選手だ。彼が不在の際、チームは非常に苦戦するが、ピッチにいる時は素晴らしいサッカーを展開している」と具体的な影響力に言及した。スペインの二大巨頭として激しいライバル関係にある両チームの選手同士が、このように互いの実力を称え合うことは異例である。
躍進と停滞の軌跡
ハフィーニャの評価が向上した背景には、ハンジ・フリック監督就任後の圧倒的な貢献度がある。2024-2025シーズン、彼は公式戦57試合で34ゴール22アシストを記録し、バルセロナのリーグ制覇やカップ戦タイトル獲得に大きく貢献した。その結果、2025年のバロンドール投票では5位にランクインする快挙を成し遂げている。
しかし、翌2025-2026シーズンは一転して苦難の時期となった。ロイター通信によると、度重なる筋肉系の負傷により出場は33試合にとどまった。それでもリーグ優勝には貢献し、ベスト11には選出されたが、先月発表された2026年バロンドール候補からは外れることとなった。フランス紙レキップは、負傷による欠場期間とワールドカップでの不完全燃焼が落選の要因であると分析している。

絶好調で迎えるエル・クラシコ
一度は失速した評価を、ハフィーニャは今シーズン、驚異的なペースで塗り替えようとしている。ラ・リーガ公式記録によれば、2026-2027シーズン開幕後、リーグ戦7試合で12ゴール3アシストという圧倒的な得点能力を発揮し、得点王ランキングの首位を独走中だ。さらにUEFAチャンピオンズリーグでも初戦で2ゴールを決めており、シーズン序盤の公式戦8試合で計14得点という驚異的な記録を叩き出している。
クルトゥワもこの好調ぶりを強く意識しているようだ。インタビューの終盤で、10月26日に控える「エル・クラシコ」に触れ、「あと1ヶ月もすれば、今度は私がピッチ上で彼を止めなければならない立場になる」と冗談交じりに語った。宿敵の盾と、再覚醒した矛がカンプ・ノウでどのように対峙するのか、世界中のフットボールファンが注目している。



