
イングランド・プレミアリーグ(EPL)で開幕7連勝と好調を維持していたマンチェスター・シティに、主力選手の相次ぐ負傷という苦境が訪れています。FWアントワーヌ・セメニョが最大8週間の離脱を余儀なくされる中、エースであるアーリング・ハーランドの出場も不透明な状況となっており、マレスカ監督の戦術プランに大きな影響を及ぼしています。
セメニョの長期離脱と指揮官の苦悩
「ロイター通信」は20日、マンチェスター・シティのエンツォ・マレスカ監督が、AEKアテネ(ギリシャ)とのUEFAチャンピオンズリーグ戦を控えた会見の場で、セメニョの長期離脱の可能性について言及したと報じました。
セメニョは17日に行われたEPL第7節のイプスウィッチ・タウン戦で負傷しました。後半32分から途中出場したものの、試合終了後には足を引きずりながらピッチを去る姿が捉えられていました。検査の結果、幸いにも致命的な重傷は免れたものの、復帰まで約2ヶ月を要する見通しです。
マレスカ監督は「最大8週間かかる可能性がある。今は回復が最も重要だ」と述べ、早期復帰よりも完治を優先する姿勢を示しました。また、「12月に戻ってくれば、まるで新しい選手を獲得したようなものだ」と、戦力としての復帰に期待を寄せています。

戦術的な損失と代役候補
セメニョは今季、リーグ戦7試合で2ゴール3アシストを記録し、チームの上昇気流を支えてきました。サイドと最前線の両方をこなせる万能性は、ハーランドの負担を軽減する役割としても重要でした。マレスカ監督は、選手の保護を優先して出場時間を管理していたものの、予期せぬ負傷が発生したことに対し、悔しさを滲ませています。
さらなる懸念材料となっているのが、ハーランドの状態です。イプスウィッチ戦の追加時間に足首付近を痛めたハーランドも、試合終了後には足を引きずる様子が見られました。指揮官は「出場できるかどうかは現時点で不明だが、前日より回復傾向にある」と説明し、直前のトレーニング状況を見極めて最終判断を下す意向を示しました。
ハーランドは今季公式戦10試合で12ゴールを挙げる絶対的な攻撃の柱です。不在となった場合の構成について、マレスカ監督はフィル・フォーデンを起用したゼロトップの形を示唆しました。「ハーランドの代わりを務めるのは非常に難しいが、フォーデンという選択肢がある」と、柔軟な戦術変更の可能性を示唆しています。



