
ドイツ、ギリシャ相手に史上初となる0-1の敗北
ドイツサッカー代表チームを率いるユルゲン・クロップ監督にとって、ホームデビュー戦はほろ苦い結果となりました。27日、ドイツのアウクスブルクにあるWWKアレーナで行われた2026-2027 UEFAネーションズリーグAグループ第2節で、ドイツはギリシャ代表に0-1で敗戦を喫しました。
ギリシャ代表のディミトリオス・クルベリスが後半29分に決勝ゴールを決め、これが勝負を分けました。歴史的に見ても、ギリシャがドイツを破るのは今回が史上初めての快挙となります。
就任後の現状と課題
クロップ監督はドイツ代表の指揮官就任後、初戦のオランダ戦で1-1の引き分けに終わり、今回の敗戦を合わせて2試合で1分け1敗という結果となりました。この試合では先発メンバーを5人入れ替える大規模な変更を行いましたが、負傷中のジャマル・ムシアラやカイ・ハフェルツの欠場もチーム全体のバランスに影響を及ぼしたと見られています。

試合の主導権と崩しきれなかった密集守備
ドイツ代表はボールポゼッション率76%対24%という圧倒的な数値を記録し、試合の主導権を握っていました。合計16本のシュートを放つなど何度もチャンスを作りましたが、ギリシャの堅固な密集守備を最後まで崩すことはできませんでした。後半8分にはヨシュア・キミッヒのフリーキックや、ルーカス・ヌメチャの決定機が訪れましたが、いずれも得点には至りませんでした。
対するギリシャはドイツの攻撃を耐え抜き、カウンターの好機をうかがう戦術を採用しました。後半22分にはフォティス・イオアニディスが決定的な場面を迎えるなど、数少ない好機を確実にものにしました。クルベリスのシュートがキミッヒに当たりコースが変わるという不運な形での失点となりましたが、これがギリシャにとってこの日唯一の枠内シュートでした。
クロップ監督の分析と今後の展望
ドイツ国内メディア「シュポルト1」は、守備のポジショニングには改善が見られたものの、大幅なメンバー入れ替えによる連携不足が攻撃の停滞を招いたと分析しています。試合後、クロップ監督は「先発メンバーと交代は100%私の責任」と敗戦の責任を認めつつ、次のようにコメントしました。
「守備的に引いた相手を攻略するには、より多くのパターンとトレーニングが必要です。今日はフィジカルを十分に活かしたプレーができませんでした」
ドイツ代表は10月1日にセルビアとのホーム戦を控えており、その後、4日にはアウェイでのギリシャ戦を予定しています。守備を固めるチームに対する戦術の完成度が、今後の戦いの鍵となりそうです。



