

マンチェスター・シティ(マンC)が、イ・ガンインをベンチに温存するアトレティコ・マドリードにリードを許した状態で前半を終えた。
マンCは9日、ソウル・上岩(サンアム)のソウルワールドカップ競技場で開催された「2026 クーパンプレイシリーズ」の親善試合でアトレティコと対戦。前半終了間際にアトレティコに先制ゴールを許し、後半での巻き返しに向けて得点が不可欠な状況となった。
注目のイ・ガンインは今回の試合、先発ラインナップから外れてベンチスタートとなった。キックオフと同時に、マンCは予想通り高いポゼッションを維持しながら攻撃を展開。まだ両チームの体がほぐれきっていない前半序盤、マンCに決定的なチャンスが訪れた。
前半2分、アトレティコのセンターバック、ロビン・ル・ノルマンがGKヤン・オブラクへ向けてバックパス。しかし、このパスの勢いが弱すぎた。すかさずマンCのティジャニ・ラインデルスが猛烈なプレスをかけてボールを追う。
オブラクは急いでシュートコースを狭めるために前進。ラインデルスはGKをかいくぐろうとしたものの、トラップがわずかに大きくなってしまう。オブラクは何とかかわしたものの、すぐにカバーに入ったアトレティコのディフェンス陣にボールを奪われ、マンCの絶好の得点チャンスは潰えてしまった。

支配率はマンCが53%、アトレティコが47%と、データ上は拮抗しているように見えたが、前半中盤までは終始マンCが主導権を握り続けた。
マンCの猛攻は続く。前半7分、ラインデルスが鋭いドリブルでアトレティコ守備陣を突破し、ペナルティエリア内からシュートを放つも、ル・ノルマンが決死のスライディングでブロック。さらに3分後の前半10分にはサヴィーニョが狙い澄ましたシュートを放つが、これは守護神オブラクのファインセーブに阻まれた。
続く前半23分には、ラインデルスが送った絶妙なスルーパスにサヴィーニョがゴール前で反応。GKと1対1になる決定機だったが、中央へ持ち込もうとしたところでアトレティコ守備陣に阻まれ、またしても決定機を逃した。


マンCはアントワーヌ・セメニョとサヴィーニョの両ウイングを起点に、サイドからアグレッシブに打開を図った。しかし、アトレティコ自慢の堅守は容易には崩れない。すると、耐え凌いだアトレティコが逆に試合を動かした。
前半43分、アトレティコが得たコーナーキックから、コケがボックス内へ高いクロスを供給。マンC守備陣がヘディングでクリアしたものの、こぼれ球の処理が甘くなった。これを見逃さなかったモルテン・ヒュルマンドが素早く前線へロブパスを送ると、絶妙なタイミングでオフサイドラインを抜け出したホルヘ・ドミンゲスがダイレクトでシュート。マンCの守護神ジャンルイジ・ドンナルンマの壁を打ち破り、ゴールネットを揺らした。ベンチで戦況を見つめていたイ・ガンインは、この先制ゴールに思わず立ち上がり、拳を突き上げて喜びを爆発させた。
その後は互いに追加点を奪えず、マンCが0-1と1点リードを許した状態で前半のホイッスルを聞いた。アトレティコは後半、いよいよイ・ガンインの投入が予想される。果たしてマンCは、新天地デビューが期待されるイ・ガンインを擁するアトレティコを相手に、後半の追撃を見せることができるのか。両強豪による後半の攻防にさらなる注目が集まる。


