
大腿四頭筋の違和感によりUEFAチャンピオンズリーグ(CL)を欠場したアトレティコ・マドリード所属のイ・ガンインが、次戦への出場を見据えて調整を続けている。チームは負傷者が続出する中で、同選手のコンディション管理に細心の注意を払っている状況だ。
練習強度を抑えた慎重な調整
スペインのスポーツ紙『ムンド・デポルティーボ』および『アス』の23日の報道によると、イ・ガンインは現地時間22日に行われたチーム練習に合流した。しかし、大腿四頭筋に依然として違和感が残っていることから、負荷を抑えた個別メニューを中心に調整を行った。
CLシュトゥットガルト戦でも同様の理由で欠場を余儀なくされたイ・ガンインに対し、クラブ側は慎重な姿勢を崩していない。他の出場機会が少なかった選手たちがユースチームとのミニゲームで高い強度の練習をこなす中、イ・ガンインはCL先発メンバーと共に低強度のトレーニングを行い、回復を最優先にしている。この対応は、早期復帰を目指す一方で無理なプレーによる再離脱を防ぐ狙いがあると見られる。

相次ぐチームの負傷者と今後の見通し
現在、アトレティコ・マドリードはチーム全体で負傷者が増えており、選手層の運用に苦慮している。ジョニー・カルドーゾはシュトゥットガルト戦で太ももの筋肉を負傷し、次節のデポルティーボ戦への出場が不可能となった。また、コケやクリスティアン・ロメロといった主力選手も別メニューでの調整を余儀なくされており、戦術上の選択肢が限られているのが現状だ。
なお、イ・ガンインについては代表活動期間中に足首の違和感を訴えていた経緯があるが、現地メディアは今回の問題と直接的な因果関係はないとの見方を示している。あくまで今回の大腿四頭筋の状況を管理することが、直近の試合出場に向けた最大の課題となっている。

クラブはデポルティーボ戦での復帰を視野に入れつつも、リスクを冒してまで強行出場させる考えはないという。欧州のサッカーシーンにおいては、シーズンを通じて選手コンディションを管理する「負荷管理(Load Management)」の考え方が徹底されており、長期的な戦力維持のために短期間の欠場を選択することは一般的な手法として浸透している。


