
トッテナム・ホットスパーが、韓国代表FWオ・ヒョンギュの獲得に関心を寄せているとの報道が欧州各地で加熱しています。しかし、トルコの名門ベシクタシュがシーズン途中に主力選手を放出する可能性は極めて低く、本格的な交渉は来夏の移籍市場まで持ち越される可能性が高いと見られています。
欧州メディアが報じるトッテナムの関心
トルコメディア「ヘイ・ハベル」は30日、欧州カップ戦での活躍が目立つオ・ヒョンギュに対し、イングランド・プレミアリーグのトッテナムやハル・シティが関心を示していると報じました。イギリス国内でも「スパーズ・ウェブ」や「トゥ・ザ・レーン・アンド・バック」といった専門メディアが、クラブが攻撃陣の補強候補としてオ・ヒョンギュをリストアップしていると伝えています。
トッテナムは今季、多額の投資を行ったもののリーグ戦で中位に沈んでおり、打開策として若手ストライカーの獲得を模索している状況です。特に、同クラブでキャプテンを務める孫興慜(ソン・フンミン)が獲得を推薦したという現地報道も注目を集めています。なお、韓国では選手が自身のキャリアについて信頼する先輩選手にアドバイスを求めることは一般的であり、こうした関係性が移籍の噂に影響を与えることも珍しくありません。

限られた出場時間で証明する決定力
オ・ヒョンギュは、直近のリーグ戦でも高い適応力を見せました。トルコ・スュペル・リグのイスタンブール・バシャクシェヒル戦では、後半途中出場からわずか11分で先制点を記録し、勝利の立役者となりました。この得点はリーグ戦初ゴールとなり、公式戦通算4ゴール目を記録しています。

守備をかわしてGKを抜き去る冷静なフィニッシュは、現地のファンやメディアからも高い評価を受けています。交代出場から短い時間で結果を残す姿勢は、ストライカーとしての競争力を端的に示しています。

冬の移籍には高いハードル
一方で、ベシクタシュ側の立場は強硬です。今年2月に1400万ユーロの移籍金を投じて獲得した有望なFWを、シーズン途中の冬の市場で手放す動機は見当たりません。トルコメディア「ターキッシュ・フットボール」は、クラブ首脳陣が冬の放出に消極的であることを指摘しており、トッテナムが獲得を強行するにはベシクタシュを説得させるだけの破格のオファーが必要になると分析しています。
オ・ヒョンギュ本人の評価が上昇していることは事実ですが、欧州の冬の移籍市場特有の「戦力維持」という壁を突破できるのか、今後の動向が注視されます。


