
LAドジャースの捕手ダルトン・ラッシングの態度をめぐる論争が、故意死球の疑惑にまで発展した。
ラッシングとサンフランシスコ・ジャイアンツの間の神経戦は、去る22日の第1戦から始まった。当時6回2死1塁の場面で、走者の李政厚が後続打者の安打でホームまでスライディングして突入したが、ラッシングにタッチアウトされた。李政厚はラッシングとの衝突による衝撃が大きかったのか、しばらくの間立ち上がることができなかった。しかし、ラッシングは李政厚の状態を気にかけることなく、悪態をついているような口の動きを見せながらダグアウトへ戻った。状況からして、李政厚に向けた暴言だったのではないかという推測が多く飛び交った。
ラッシングは第2戦のラインナップから外れ、現地メディアに対し「私がその言葉を使ったのは事実だが、その言葉自体が重要だったわけではない。これ以上は言及しない」と釈明し、李政厚と電話で話したい意向を明かした。その後、李政厚は金慧成(キム・ヘソン)を通じてラッシングと連絡が取れたとし、「メディアでどのようなことが起きているのかよく分からないが、ラッシングはもし誤解があったのなら謝罪したいと言っていた」と伝えた。
両チームはナショナルリーグ西地区で歴史の長いライバル関係にある。今回の論争も表面上は一段落したかに見えたが、しこりは依然として残っていた。
案の定、神経戦は24日の第3戦まで続いた。サンフランシスコの先発ローガン・ウェブはこの日、6回1死後にラッシングに対して死球を投じた。特に反応を見せずに1塁へ歩いたラッシングは、後続打者のセカンドゴロで2塁へ走った。ベースに到達する前にフォースアウトとなり打球は併殺打となったが、ラッシングはアウトになった直後、サンフランシスコの遊撃手ウィリー・アダメスに向かって激しく突進する不必要なスライディングを見せた。奇妙な状況が演出されたのである。
両チームのファンはこの場面をめぐって激しい場外戦を繰り広げている。ラッシングの暴言論争のためにウェブが故意死球を投げたというのがドジャースファンの推測であり、サンフランシスコのファンはラッシングが暴言論争に加えて危険なスライディングまでしたと非難した。
試合後、ドジャースのデーブ・ロバーツ監督もウェブが故意に死球を投げたと推測した。同監督は「(ラッシングの暴言論争は)ラッシングがただ言っただけの言葉だ。個人的な恨みではなかったはずだ」とし、「しかしSNSですぐに拡散されるため、他の人々はそのように(李政厚に向けた暴言だと)考えるだろう。ウェブは昔ながらの方法でチームメイトを守ろうとしたのだ」と語った。
当事者たちは表向きには何の問題もないかのような反応を見せた。ウェブは故意死球の疑惑について質問されると、「李政厚とあったどの事件のことを言っているのか?」と問い返し、取材陣が暴言論争に言及すると「そんなことがあったとは知らなかった。ただ内角にファストボールを投げようとしただけだ」と答えた。ラッシングはウェブの死球について「私は出塁するのが好きだ」と述べた。
一方、ラッシングと危険な衝突をしたアダメスは、ラッシングのスライディングを「卑怯だった」と非難した。サンフランシスコのルイス・アラエスも「あれは良い野球ではない。クリーンな野球ではない」と語った。
この日の試合はドジャースが3-0で勝利し、サンフランシスコとの3連戦を1勝2敗で終えた。

