
ソン・フンミン(33・LAFC)の足先がメキシコサッカー界を揺るがした。
30日に行われた北中米サッカー連盟(CONCACAF)チャンピオンズカップ準決勝第1戦で、メキシコのトルーカを相手にソン・フンミンが見せた圧倒的なパフォーマンスに、メキシコが緊張している。ハビエル・アギーレ・メキシコ代表監督が推進する「国内組の超長期合宿」の正当性を裏付ける決定的な場面となった。
ソン・フンミンはこの日のトルーカ戦でシュートは1本にとどまったものの、2つの決定的なアシストを供給し、チームの2-1の勝利を導いた。フル出場したソン・フンミンは、0-0で拮抗していた後半6分、ティモシー・ティルマンの先制ゴールをアシストした。右サイドからセルジ・パレンシアが送ったグラウンダーのクロスをソン・フンミンが後ろに流すと、ティルマンが右足シュートをゴール左隅に突き刺した。
ソン・フンミンは後半46分にも「名品フリーキッククロス」でンコシ・タファリのヘディング決勝ゴールを演出し、勝利に決定的な貢献をした。ソン・フンミンのチャンピオンズカップでのアシスト記録は6に伸びた。公式戦のアシスト記録は14となった。メキシコリーグ(Liga MX)の強豪トルーカの守備陣は、ソン・フンミンの侵入と精巧なパスに苦い敗北を味わった。

メキシコ最大のスポーツメディアTUDNの実況陣は、この日の試合中にソン・フンミンがトルーカの守備を崩す過程を見守り、「これがワールドカップで我々を待ち受ける現実だ(Esto es lo que nos espera en el Mundial)」と警戒心を露わにした。
実際にメキシコは、2026北中米ワールドカップA組で競う韓国などに備え、早々にトレーニングに乗り出す。来る6日から国内組20名を招集し、なんと40日間もの長期合宿トレーニングに突入する。アギーレ監督は、欧州組のシーズン累積疲労が本大会での運動量低下につながることを懸念し、国内組20名を先に招集する二元化戦略を選択した。
ジ・アスレチックは特に、今回のキャンプの核心目的が、韓国の速い攻守の切り替えとカウンターに対応できるよう、国内組守備陣の戦術的規律を強化することにあると明かした。メキシコサッカー界のレジェンドであるラファエル・マルケス・ヘッドコーチは、今回招集された選手たちに「最も献身的で戦術的規律が取れた姿を見せてほしい」と注文し、早々に守備組織力の強化に全力を注ぐ意向を示した。
このような中、ソン・フンミンがメキシコの名門クラブを相手にマルチアシストの活躍を見せたことで、現地ではさらに緊張が高まっている。北中米ワールドカップA組の最高スターであるソン・フンミンを封じ込めることが、開催国メキシコにとって死活問題となった。

アギーレ監督は今回のキャンプを通じて、ソン・フンミンらA組対戦国の核心攻撃手を制御できる最適な守備の組み合わせを見つけ、組織力を引き上げることに総力を挙げるものと見られる。

