スペイン優勝の原動力、進化する「ティキタカ2.0」の強さの秘密

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スペイン優勝の原動力、進化する「ティキタカ2.0」の強さの秘密
2026北中米ワールドカップ決勝でアルゼンチンを破り優勝した後、授賞式で歓喜するスペイン代表の選手たち。ゲッティイメージズコリア

守備の安定と攻守の切り替え速度を融合
38戦無敗の「ニュー無敵艦隊」が完成
メッシを封じた19歳のクバルシ
「鉄壁のGK」シモンなどスターが誕生

スペインが16年ぶりにワールドカップの頂点に立った。2010年の南アフリカ大会で世界を魅了した「ティキタカ」を実用的に進化させ、再び世界を制した。華麗なパス回しよりも、守備の安定と攻守の切り替え速度を融合させ、「ニュー無敵艦隊」の誕生を告げた。

スペインは20日、米ニューヨークのニュージャージー・スタジアムで行われた2026北中米ワールドカップ決勝で、延長戦の末にフェラン・トーレスの決勝ゴールでアルゼンチンを1-0で下した。これによりスペインは、2010年南アフリカ大会以来16年ぶり、通算2度目のワールドカップトロフィーを掲げた。同時に、国際Aマッチの連続無敗記録を「38試合(29勝9分け)」に伸ばし、イタリア(37試合)を抜いてサッカー史上最長の無敗新記録を樹立した。



試合は終始スペインの主導で展開された。スペインはラミン・ヤマルとダニ・オルモを軸にアルゼンチンのサイドを絶えず揺さぶったが、12度のセーブを見せたエミリアーノ・マルティネスの壁に阻まれ、前後半の90分を無得点で終えた。

勝負がついたのは延長後半1分だった。ペドロ・ポロが右サイドから上げたクロスを、反対側にいたニコ・ウィリアムズがヘディングでゴール前へ落とし、中央に侵入していた交代出場のフェラン・トーレスが右足のダイレクトボレーシュートを突き刺した。

今回の優勝は、2010年代に世界サッカーを席巻したスペインの「ティキタカ」が、現代サッカーに合わせて進化したことを示す狼煙(のろし)と評価されている。2010年のスペインは、ポゼッションそのものが目的だった。試合を通じてボールを保持し、相手を疲弊させた後に隙を突いた。

しかし今回は、ボールを長く持つことに執着しなかった。ポゼッション率は依然として高かったが、守備でボールを奪った後はより速く前線へ展開し、必要な時には果敢に直線的な攻撃も選択した。ルイス・デ・ラ・フエンテ監督は、後方の堅実さと精巧な前線プレス、速く直感的なサイド攻撃を組み合わせた実利的なサッカーを展開した。基本的には中盤で相手をしっかりと封じ込め、攻撃の機会そのものを多く許さなかった。

スペインは大会8試合でわずか1失点という、史上最少失点での優勝を果たした。決勝の相手だったアルゼンチンは、レギュレーションタイム(90分)の間はシュートを一本も放てず、延長戦に入ってようやく2本を記録するにとどまった。

その中心には、世界最高の守備的MFロドリがいた。ゴールデンボール(MVP)に輝いたロドリは、大会通算最多パス(750回)とインターセプト数1位を記録し、中盤を完全に支配した。2024年のバロンドール受賞者であるロドリは、攻守の起点として完璧な中盤の掌握力を見せつけた。

強固な守備陣からは新たなスターも誕生した。19歳のパウ・クバルシが新時代を切り開いた。クバルシは今大会の最優秀若手選手に選ばれ、決勝でも卓越したポジショニングとビルドアップでリオネル・メッシを効果的に封じ込めた。彼は今大会最多のボール奪取(62回)と最多タックル成功(21回)を記録し、後方を守り抜いた。単に守備をするだけのセンターバックではなく、後方から攻撃を組み立てる現代型DFの典型を見せたと評価された。1失点に抑えた「鉄壁のGK」ウナイ・シモンのセーブも光った。

堅い守備の中、攻撃ではミケル・オヤルサバル(5ゴール)が決定力を見せ、ラミン・ヤマルやミケル・メリーノらもバランスよく活躍した。


英BBCは「スペインはもはや、自ら作り出したポゼッションという名の牢獄の囚人ではない。デ・ラ・フエンテ監督体制の下、スペインは特有のパスというアイデンティティを維持しながらも、冷徹な実用主義と堅固な守備力を加え、無敵のチームへと生まれ変わった」と評価した。

Grey

Grey

K-pop & Sports Content Editor

worked in Asia National News Media since 2019
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