
LAドジャースへ移籍したタリク・スクーバル(30)が、本拠地デビュー戦で5回3失点を記録した。チームは1点差のしびれる逆転勝利を収めた。
スクーバルは11日、米カリフォルニア州のLAドジャースタジアムで行われたカンザスシティとのホーム戦に先発登板し、5回で95球を投げ、4被安打2四球6奪三振3失点だった。先発勝利は記録できなかった。
ホームの観衆の歓声の中、マウンドに上がったスクーバルは、試合序盤にカンザスシティの上位打線を相手に苦戦した。安打と盗塁を許し、1死二塁のピンチを迎えたスクーバルは、ジャック・カグリアノンに中前適時打を浴び、0-1とリードを許した。
2回は無失点に抑えたが、3回にこの日最大の危機が訪れた。1死後、ニック・ロフティンに二塁打を打たれ、2死二塁からカグリアノンに投じたスライダーがそのまま右中間スタンドへ飛び込み、2点本塁打を喫してしまった。スコアは0-3に広がった。
しかし、ドジャース打線が3回裏に点差を縮め始めた。大谷翔平の適時二塁打、フレディ・フリーマンの適時打で2-3と追い上げ、スクーバルの負担を軽減した。その後、スクーバルは4回をわずか7球で三者凡退に抑え、5回は2死一・二塁のピンチでカグリアノンをチェンジアップで三振に仕留め、チームの1点差の追撃ムードを維持した。
ドジャースの反撃は6回裏に始まった。2死満塁からマックス・マンシーが走者一掃の二塁打を放ち、試合を5-3とひっくり返した。7回表に代わった投手のザック・ドレイヤーがカイル・イズベルに2点本塁打を浴びて再び5-5の同点となったが、7回裏にフリーマンの適時打で6-5と勝ち越した。試合は両チームともに追加点なく6-5で終了した。
ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は、この日の試合を前にスクーバルについて「短い期間で私が出会った人の中で最も特別な人だ。メンタル、体力、集中力、謙虚さなど、あらゆる面で並外れた選手だ。このような選手は初めて見た」と称賛した。
最近連敗が続き不振だったドジャースにとって、この日粘り強い追撃の末に逆転勝利を収めたことは大きな意味がある。ロバーツ監督は「単に『うちのチームは大丈夫、うまくいく』と考えるだけでは十分ではない。この1カ月の不振は自分たちが招いたことだ。全体的にもっと必死な姿勢で試合に臨まなければならず、選手たちもその点を認識している」と語った。来る12日には、チームのもう一人の左腕エース、ブレイク・スネルが復帰戦に臨む。


