
スペインがPK戦を制しU-20女子W杯の頂点へ
国際サッカー連盟(FIFA)U-20女子ワールドカップの決勝が、ポーランド・ウッチのウッチ市立競技場で行われ、スペインが北朝鮮をPK戦の末に下して優勝を果たした。延長戦を含む120分間を0-0で終えた両チームは、運命のPK戦へ突入。スペインはゴールキーパーのライア・ロペスが北朝鮮の2人目チェ・ヨナと5人目パク・イルシムのシュートを連続で防ぎ、4-3で激闘に終止符を打った。
北朝鮮の驚異的な無失点記録と大会の総括
今大会の北朝鮮は、決勝までの6試合を無失点で勝ち上がるという驚異的なパフォーマンスを見せた。FIFAの公式データによると、U-20女子ワールドカップの1大会において全試合無失点を記録したのは北朝鮮が史上初であり、攻撃面でも16得点を挙げる圧倒的な実力を示した。しかし、決勝では最後の壁を越えることができず、準優勝という結果に終わった。

試合展開:互角の攻防と堅い守備
試合は前半から接戦となった。北朝鮮が相手守備の背後を狙う戦術でチャンスを作り、スペインは高いポゼッション率で相手陣内を揺さぶる構成で試合が進行した。前半終盤には北朝鮮のホ・ギョンがスペインの守備ミスからゴールキーパーとの1対1という決定機を迎えたが、スペインの守護神ライア・ロペスのファインセーブにより得点はならなかった。後半以降もスペインの猛攻が続いたが、北朝鮮のゴールキーパー、パク・ジュギョンが立て続けに好守を見せ、試合は延長戦へと持ち込まれた。
両国監督のコメントと因縁の歴史
試合後、北朝鮮のハン・チョルハク監督は涙を流す選手たちを慰めながら、「選手たちはベストを尽くした。誇りに思う」と最大限の敬意を表した。今回の決勝戦は、過去のU-17女子ワールドカップ決勝の再現でもあった。2024年の同大会では北朝鮮がスペインをPK戦で破り優勝しており、今回はスペインがその雪辱を果たした形となる。

一方、スペインのダビド・アスナル監督は、「非常に厳しく、困難な試合だった。北朝鮮の堅守に苦しめられた」と対戦相手の強さを認めた。優勝の立役者となったディフェンダーのシルビア・クリストバルは「人生で最も幸せな日」と語り、チームの団結力がもたらした栄光を喜んだ。


