
因縁のイタリア戦、ジダン監督にとっての20年ぶりのリターンマッチ
かつて選手として激闘を繰り広げた舞台に、今度はフランス代表の指揮官として戻ってきた。ジネディーヌ・ジダン監督率いるフランス代表は、3日にスタッド・ド・フランスで行われた2026~2027 UEFAネーションズリーグ(UNL)リーグA・グループ1の第3戦でイタリアと対戦し、1-1の引き分けに終わった。
この試合は、ジダン監督にとって極めて象徴的な意味を持つ一戦となった。2006年ドイツワールドカップ決勝で選手生活の最後を迎えた相手こそがイタリアであり、延長戦での退場劇はサッカー史に残る伝説となっている。あれから20年の月日が流れ、指揮官として再会を果たしたこの試合は、多くのファンの注目を集めた。
ホームの大観衆が熱狂、聖地スタッド・ド・フランスへの帰還
スタッド・ド・フランスは、ジダンにとって特別な聖地である。1998年の開場記念試合での初ゴールや、同年のフランスワールドカップ決勝での2得点など、数々の伝説を築いた場所だ。今夏にフランス代表監督に就任し、初のホームゲームを迎えたジダンに対し、約7万7000人の観客は愛称である「ジズー(Zizou)」のコールで熱烈な歓迎を示した。

試合経過と戦術的駆け引き
試合は序盤からフランスがポゼッションを高め、主導権を握る展開となった。前半にはマイケル・オリーズのクロスがクロスバーを叩くなど惜しい場面もあったが、イタリアの守護神ジャンルイージ・ドンナルンマの好セーブに阻まれた。
均衡が破れたのは後半10分、オリーズが左足で見事なシュートを突き刺し、フランスが先制に成功した。しかし、イタリアも粘りを見せる。後半23分、フランスの守備のミスを見逃さなかったアレッサンドロ・バストーニが同点弾を決め、試合は振り出しに戻った。

数的不利を乗り越えたフランス、グループ首位をキープ
後半40分、ダヨ・ウパメカノが2枚目の警告を受けて退場となり、フランスは数的不利に陥った。しかし、残りの時間を冷静に耐え抜き、勝ち点1を確保することに成功した。この結果、フランスは2勝1分けで無敗を維持し、グループ首位をキープしている。なお、同グループの他試合ではベルギーがトルコを3-0で下し、首位を猛追する展開となっている。



