
マンチェスター・ユナイテッドに所属するDFリサンドロ・マルティネスが、アトレティコ・マドリード戦での敗戦直後、クラブ首脳陣による夏の移籍市場での動きを公然と批判しました。マルティネスは、チームの現状打破にはさらなる戦力強化が不可欠であると主張し、ジェイソン・ウィルコックス・テクニカルディレクターの対応に苦言を呈しました。
アトレティコ戦での敗北とチームの停滞
14日にスペイン・マドリードで行われた2026-2027シーズンUEFAチャンピオンズリーグのリーグフェーズ第2節において、マンチェスター・ユナイテッドはアトレティコ・マドリードに0-2で敗戦を喫しました。この結果、チームは直近の公式戦5試合で1勝も挙げられない深刻な状況に陥っています。
なお、マンチェスター・ユナイテッドは今年1月にルベン・アモリム監督を解任し、マイケル・キャリック氏を暫定監督に招聘しました。キャリック体制下では17試合で12勝を挙げ、プレミアリーグ3位への浮上と3年ぶりのチャンピオンズリーグ復帰という成果を上げていましたが、今季に入り再び混迷を見せています。
マルティネスが突きつけた「補強への不満」
試合後のAmazonプライムのインタビューで、マルティネスは昨シーズンの好調を振り返りつつ、首脳陣の戦略を鋭く批判しました。「競争力を維持するためには、もっと多くの選手を獲得すべきだった。テクニカルディレクターには、さらに期待していた」と述べ、現状のスカッドでは欧州の強豪を相手に勝ち抜くことが困難であるとの見解を示しました。
また、マルティネスは監督交代を繰り返すことの是非にも触れ、「監督ばかりを代えるのではなく、組織としての問題を解決しなければならない」と強調しました。これは、頻繁な指揮官交代で解決を図ろうとするクラブ上層部の姿勢に対する皮肉とも受け取れます。

補強の実態とクラブ内部の亀裂
マンチェスター・ユナイテッドは今夏、MFカルロス・バレバ、ユーリ・ティーレマンス、アンドレイ・サントスの獲得に約1億4000万ポンド(約2500億ウォン相当)を投じました。しかし、専門家やメディアからは攻撃陣のパートナー不足や、守備陣の競争力不足がシーズン前から指摘されており、今回の補強がチームの課題を解決しきれていないという見方が強まっています。
今シーズンの公式戦9試合でわずか2勝という低迷に対し、キャリック監督はマルティネスの発言について「試合直後で感情的になっていたのだろう」と冷静な反応を示しています。一方、クラブのレジェンドであるウェイン・ルーニー氏は、「批判は内部で解決すべきだった」とマルティネスの公然批判に対して苦言を呈しました。

現在、マルティネスとマンチェスター・ユナイテッドとの契約は残り1年となっており、契約延長の合意には至っていません。今回の騒動が、今後の契約交渉やチーム内での立場にどのような影響を及ぼすのか、現地のサポーターや関係者の注目が集まっています。


