
欧州の舞台へと導いた古巣との再会
現在、所属クラブと韓国代表の両方で熾烈なポジション争いに身を置いているFW呉賢揆(25)。そんな彼にとって、今後のキャリアを左右する重要な一戦が迫っている。ベシクタシュは11月6日、スコットランドのセルティック・パークにて、UELリーグフェーズ第4節・セルティックとのアウェイ戦を控えている。
呉賢揆にとってセルティックは、2023年1月に水原三星から移籍し、初めて欧州の地を踏んだ思い出深い古巣だ。同クラブでの2シーズンで公式戦12ゴールという実績を積み上げたことが、現在のステップアップの足がかりとなった。かつてのホームで、現在の成長した姿を披露できるかが注目される。

クラブでの出場機会と波のあるパフォーマンス
順調なキャリアを歩んできた呉賢揆だが、今シーズンはベシクタシュでレギュラーの座を完全には確立できていない。ドゥシャン・ヴラホヴィッチの加入もあり、トルコ・スュペル・リグでの先発出場は2試合にとどまるなど、交代要員としての役割が続いている。
一方、UEL(UEFAヨーロッパリーグ)の舞台では異なる一面を見せている。特にホッフェンハイム戦では2ゴール1アシストと全得点に絡む活躍を見せ、3-2の勝利の立役者となった。しかし、続くリーグ戦では無得点が続くなど、パフォーマンスの安定感が課題として残る。限られた時間の中でいかに継続した結果を残せるかが、スタメン奪取への鍵となる。

韓国代表における熾烈な競争環境
クラブでの状況に加え、韓国代表チーム内での競争も激化している。呉賢揆は11月のAマッチに向けた招集メンバーに名を連ねたものの、直近の代表戦では主将ソン・フンミンとの連係面で苦慮する場面が目立ち、先発の座を譲ることもあった。
ライバルたちの存在も脅威となっている。オ・セフンはウズベキスタン戦で先発のチャンスを掴んで得点を決め、猛烈な追い上げを見せている。また、負傷からの復帰を果たしたチョ・ギュソンも好調を維持しており、代表のストライカー枠はかつてない競争の中にいる。※韓国代表のストライカー陣は、兵役や海外移籍を経て成長した選手が多く、パウロ・ベント監督時代から続く世代交代と実力主義による選考が激化している。
代表招集前の正念場
呉賢揆は代表合流前まで、セルティック戦およびゲンチレルビルリイとのリーグ戦という重要な2試合を残している。この短期間で自身の競争力をどれだけ証明できるか、その結果が今後の代表での序列にも大きく関わってくるだろう。欧州カップ戦という大舞台での活躍は、再び彼を主役の座へ押し上げる好機となるはずだ。


