セリエAのコモ1907が欧州の舞台で衝撃の9得点

セスク・ファブレガス監督が率いるイタリア・セリエAのコモ1907が、UEFAチャンピオンズリーグ(UCL)で歴史的な記録を打ち立てました。フランスのRCランスとのアウェイ戦で9-1の圧勝を収め、大会史上初となる「アウェイでの9得点」、そして「歴代最多得点差勝利(8点差)」に並ぶ驚異的なパフォーマンスを披露しました。
コモは本大会4試合で合計19ゴールを記録し、勝ち点9(3勝1敗)でリーグフェーズ4位に躍り出ました。この躍進は、現在の欧州サッカー界においても大きな驚きを持って受け止められています。
試合展開と追悼のメッセージ
試合開始からコモの攻撃は止まりませんでした。前半7分にアナスタシオス・ドゥヴィカスのゴールで先制すると、その後も得点を重ね、3-0で前半を折り返しました。特筆すべきはニコ・パスのセレモニーです。得点後、スペインのテネリフェ所属のFWヘスス・デ・ミゲルを追悼するメッセージを披露し、多くの観客の感動を呼びました。

後半に入っても攻撃の手は緩むことなく、ドゥヴィカスのハットトリック達成や、交代出場した若手選手たちの躍動により、最終的に9得点を奪う記録的な大勝となりました。
数々のUCL新記録の樹立

今回の勝利により、コモはUCLの歴史に名を刻みました。8点差での勝利は、リヴァプールやレアル・マドリードが過去に達成した記録と並ぶ歴代最多タイです。さらに、1試合で11人が攻撃ポイントを記録するという、2022年のベンフィカを上回る新記録も樹立しました。シュート決定率の高さは驚異的で、枠内シュート11本中9本をゴールに結びつける精度を見せつけました。
現地の反応とファブレガス監督の冷静な分析

この惨敗を受けたフランスメディアは大きな衝撃を隠せません。日刊紙ル・フィガロは、ランスにとってクラブ史上最悪の敗北であり、フランスサッカー界にとっても欧州大会史上最悪の屈辱であると報じました。ホームのサポーターがスタジアムを去る異様な光景も見られました。
一方、記録的な快勝を収めたファブレガス監督は、試合後のインタビューで完璧主義者としての姿勢を強調しました。「幻想的な夜だったが、1失点したことには腹が立つ。謙虚に足を地面につけて今後も戦う必要がある」と語り、大勝に浮かれることなく次戦を見据えています。

