
イ・ガンインが熱烈な歓迎を受け、アトレティコ・マドリードへ入団した。しかし、現在降り注ぐ歓声は、今後耐え難い非難へと変貌するリスクを孕んでいる。
アトレティコは去る25日(韓国時間)、クラブ公式チャンネルを通じてイ・ガンインの獲得を公式発表した。契約期間は2031年までの5年間で、背番号は「エースの象徴」である伝統の7番に決定した。
公式な年俸額は開示されていないものの、PSG時代に受け取っていた約60億ウォンを大きく上回る、650万ドル、日本円にして約10億円(約100億ウォン)規模の好条件が提示されたと見られている。

ドイツの移籍市場専門メディア「トランスファーマルクト」は、イ・ガンインのアトレティコ移籍が先週末に正式発表されたことを伝えた。
同メディアは、「イ・ガンインが新天地でどのような役割を果たせるのか、戦術的な分析が続いている。果たして今回の移籍は、イ・ガンインとアトレティコ双方にとって、真に最適な選択となるのだろうか」と、その動向に熱い視線を送っている。
また同メディアは、2026-2027シーズン、アトレティコが3-4-1-2フォーメーションを軸に、イ・ガンインを攻撃的ミッドフィルダーとして起用すると予想。これは背番号7番の先代、アントワーヌ・グリーズマンが輝きを放ったポジションそのものだ。
さらに、サッカーチャンネル「マッド・フットボール」では、4-3-3フォーメーションにおける中盤の右側配置が予測されている。こちらも攻守の要としてグリーズマンが重用された場所だ。細かな配置の議論はあれど、彼が主力として計算されていることに疑いの余地はないだろう。
現地サポーターの間ではSNSを通じて歓迎の声が上がる一方、グリーズマンの穴を埋めるには力不足ではないかという厳しい声も少なからず存在しているのが実情だ。

グリーズマンは、レアル・ソシエダで頭角を現し、アトレティコで全盛期を謳歌したフランスの至宝だ。UCL準優勝の立役者であり、ユーロ2016準優勝、2018年ワールドカップ優勝という華々しいキャリアを誇る。
特筆すべきは、バロンドール最終候補(3位以内)に2度も選出された事実である。韓国サッカー史上最高位がソン・フンミンの11位であることを踏まえれば、グリーズマンという存在がどれほど巨大な壁であるかは明白だろう。
クラブ史上最多得点記録に加え、アシスト数でも歴代2位を誇るグリーズマンは、まさにレジェンドの中のレジェンドといえる。

昨季、パリ・サンジェルマン(PSG)でリーグ・アン優勝やクラブW杯など、5つのタイトル獲得に貢献したイ・ガンイン。しかし、先発19試合、途中出場20試合という起用の中で、4ゴール6アシストという成績は、25歳という年齢を考えればさらなる飛躍が求められる数字だ。
一方で、グリーズマンが25歳だった2015-2016シーズンは、アトレティコで39試合に出場し、32得点7アシストという驚異的な記録を叩き出し、リーグMVPにも輝いている。
グリーズマンの圧倒的な功績を知るサポーターの目は非常に厳しい。イ・ガンインの強みであるドリブルと創造性溢れるパスに加え、結果としての得点関与が絶対条件となる。ラ・リーガの盟主として君臨するビッグクラブで背番号7を背負うことは、まさに「毒入りの聖杯」を手にするような重圧がある。
果たしてイ・ガンインは、新シーズンでその真価を証明し、周囲の懸念を跳ね除けることができるのか。世界中のサッカーファンの関心が集まっている。


