
イングランド・リーグ1(3部リーグ)へと降格した代償は、あまりにも大きすぎたようです。レスター・シティが、クラブの未来を担うはずの若き才能たちを次々と引き抜かれる未曾有の危機に瀕しています。
イギリスの公共放送「BBC」は10日、「マンチェスター・ユナイテッドが、レスターに所属する10代の有望株、ルイス・ペイジ(18)の獲得に向けて本格的に動き出している」と報じました。昨シーズン、イングリッシュ・フットボールリーグ(EFL)の年間最優秀若手選手に輝いたペイジは、現在、プレミアリーグ以外のイングランド国内で『最も将来を嘱望される超新星』として、熱い視線を浴びている存在です。
イングランドU-20代表でもあるペイジは、昨シーズン、チャンピオンシップ(2部リーグ)で21試合に出場し、プロの過酷な舞台でも十分に通用する実力を証明してみせました。レスターが今月8日に勝利を収めたノーサンプトン・タウンとの2026-27 イングランド・カラバオカップ(リーグカップ)にも出場しており、今シーズンもチームの中心として活躍が期待されていたばかりでした。
そんな中、以前からペイジの動向を注視していたマンチェスター・ユナイテッドが、ここに来て獲得へ向けた動きを急加速させています。ペイジはまだ10代の未成年ですが、昨年9月にレスターとプロ契約を締結しているため、移籍を実現させるにはクラブ間での移籍金交渉が不可欠となります。「BBC」によると、両クラブによる交渉は現在も進行中とのことですが、ペイジに対してはマンチェスター・ユナイテッドだけでなく、アーセナルやアストン・ヴィラといったプレミアリーグの強豪たちも並々ならぬ関心を示していると伝えられています。

ペイジは希少価値の高い、左利きのセントラルミッドフィルダーです。ピッチを縦横無尽に駆け回るボックス・トゥ・ボックス(BtoB)型のプレースタイルをベースに、攻撃的ミッドフィルダーとしての役割も高水準でこなします。その最大の強みは、極めて正確なキック精度と、激しいプレスを無力化する卓越したプレス回避能力(脱圧迫能力)にあります。さらに、献身的な運動量とインテリジェンス溢れるポジショニングで、攻守においてチームを牽引できる現代型MFです。
仮にペイジの退団が決まれば、レスターにとってはジェレミー・モンガに続く、あまりにも痛烈な「至宝の流出」となります。数多くのビッグクラブからラブコールを受け、レスターの下部組織で「最高の天才」と称えられていた2009年生まれのモンガは、この夏すでにマンチェスター・シティへの移籍を決断しました。そして今、モンガに次ぐ期待の星であったペイジまでもが、チームを去る瞬間に直面しているのです。ペイジはかねてより、マンチェスター・ユナイテッドの熱狂的なファンであることを公言しており、クラブ間の移籍金交渉さえまとまれば、個人の合意および移籍手続き自体は極めてスムーズに進行するものと見られています。


