
トッテナム・ホットスパーをUEFAヨーロッパリーグ(EL)優勝へと導く劇的な決勝ゴールを決め、エースのソン・フンミンらと共に栄冠を手にしたウェールズ代表FWブレナン・ジョンソン(25、クリスタル・パレス)が、エヴァートンへ電撃移籍することが決定的となった。
欧州のサッカートランスファー市場に精通する著名ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏は10日、「クリスタル・パレスとエヴァートンが、スワップディール(交換移籍)で合意に達した。ジョンソンがエヴァートンへ移籍し、ドワイト・マクニールがパレスへ加入する形での契約だ」と報道。自身の代名詞である「HERE WE GO!」のフレーズを交え、事実上の移籍確定を伝えた。

ジョンソンは今年1月、出場機会を求めてトッテナムを退団し、パレスへと完全移籍。新天地でのさらなる飛躍を目指した。2024-25シーズンにはトッテナムでEL決勝戦の決勝ゴールを叩き出すなど、キャリアハイの輝きを放った瞬間もあったが、昨季はパフォーマンスに波があり、レギュラー争いから脱落。クラブでの立場が危うくなったことでパレスへの移籍を決断したものの、新天地ではリーグ戦26試合に出場してまさかの「0ゴール」に終わり、厳しい現実に直面していた。
パレスはジョンソン獲得のために、3,500万ポンド(約67億円)という巨額の移籍金を投資したものの、結果的には不本意な補強となってしまった。わずか半年で失敗を認める形となったパレスは迅速な決断を下し、チーム再建に向けてエヴァートンの俊英ウィンガー、ドワイト・マクニールとのトレード交渉を成立させた。
一方のマクニールもまた、エヴァートンで苦境に立たされていた。昨シーズンはデイヴィッド・モイーズ監督のもとでリーグ戦22試合の出場にとどまり、その大半が途中出場からのプレーとなっていた。マクニール自身もスタメンとしての出場機会を強く渇望しており、両クラブおよび選手双方の思惑と利害が完全に一致したことで、この大型トレードが急転直下で実現することとなった。



