
ソン・フンミン(34・LAFC)がゴールという結果以上に、巧みな攻撃の組み立てでチームを牽引した。PK戦では冷静にゴールネットを揺らし、リーグスカップ3連勝に大きく貢献している。
LAFCは13日、米カリフォルニア州ロサンゼルスのBMOスタジアムで行われたケレタロとの2026リーグスカップ・リーグフェーズ最終戦で1-1と引き分けた後、PK戦を5-3で制した。今大会ではレギュラータイムで引き分けた場合、PK戦で勝敗を決定し、PK戦の勝者には勝ち点2が与えられるルールとなっている。LAFCは第1戦でグアダラハラをPK戦の末に破り、第2戦ではトルーカを1-0で下した。3試合で勝ち点7を積み上げたLAFCは、決勝トーナメント進出への望みを大きくつないだ。
リーグスカップはMLSの30チーム中18チームと、メキシコのリーガMXの18チームが参加するクラブ対抗戦である。リーグフェーズで相手リーグの3チームと対戦し、各リーグの上位4チームのみが決勝トーナメントに進出して頂点を争う。
LAFCは現在、MLSチームの中で3位の位置につけている。しかし、まだ第3戦を消化していないオースティンとシカゴが共に勝ち点6(2勝)を記録しているため、決勝トーナメント進出の可否は14日に行われる両チームの試合結果に委ねられることとなった。両チームのうちどちらか一方でも敗れれば、LAFCの決勝トーナメント進出が決定する。
最前線の攻撃手として先発出場したソン・フンミンはゴールこそ奪えなかったが、攻撃の起点として絶大な存在感を放った。パス38本中35本を成功させて成功率92%を記録し、キーパスは両チーム最多の5本を記録して攻撃のタクトを振った。統計サイト「ソファスコア」は、そんなソン・フンミンに対して評価点7.9という高い数字を与えている。
前半はケレタロの堅い守備に阻まれ、LAFCの攻撃は思うように機能しなかった。ケレタロが前半12分、アリ・アビラのヘディングシュートで先制し、LAFCは追いかける苦しい展開を強いられた。
LAFCは後半に入ると猛反撃を見せる。後半12分、ライアン・ラフォソのクロスが逆サイドへと流れ、これに反応したブアンガが左足で押し込んで1-1の同点に追いついた。
勢いに乗るソン・フンミンも積極的に攻撃の駒を動かした。同点直後、ティモシー・ティルマンからの縦パスを受け取ると、ペナルティエリア中央から右足で鋭いシュートを放つが、これはゴールポストをわずかに外れた。後半14分にはソン・フンミンのパスからブアンガがシュートを放つも、相手ゴールキーパーの好セーブに阻まれる。
後半27分にはカウンターの好機からゴールエリア右側に侵入し、自ら強烈なシュートを放つ場面も見せたが、惜しくもネットを揺らすには至らなかった。
結局、追加得点は生まれないまま1-1で試合終了のホイッスルが鳴り、勝負はPK戦へ。ブアンガに続いて2番目のキッカーとして登場したソン・フンミンは、微塵も動じることなく冷静にゴールを流し込んだ。LAFCは5人のキッカー全員が成功させる完璧な内容で、ケレタロは4番目のダニエル・パラのシュートがクロスバーを叩く不運に見舞われた。結果、LAFCがPK戦スコア5-3で勝利を収めた。


