
オセアニアサッカー連盟(OFC)が国際サッカー連盟(FIFA)のジャンニ・インファンティーノ会長に対して事実上の支持を表明しましたが、加盟国の中で最も影響力の大きいニュージーランドは明確に反対の立場を明らかにしました。
英ガーディアン紙は14日、OFCがフィジーで執行委員会を開いた後、インファンティーノ会長体制下で過去10年間、オセアニアサッカーが発展した点を評価する声明を発表したと報じました。OFCは、FIFAが物議を醸した「FIFAフォワード・エンタープライズ(FFE)」計画を撤回し、関連問題を再検討することにした点についても歓迎の意を示しています。
FFEは、ワールドカップなどFIFAの主要大会の商業権を別会社として分離した後、一部の株式を民間投資家に売却しようとした計画です。インファンティーノ会長は約42億ドルを調達しようとしましたが、手続きや透明性をめぐる反発が強まり、計画を撤回せざるを得なくなりました。
OFCはFIFA傘下の6つの大陸連盟の中で最も規模が小さく、正会員は11カ国です。しかし、FIFA会長選挙では国の規模に関係なく加盟国ごとに1票が与えられるため、OFCの11票も選挙においては決して無視できない存在です。
しかし、OFCの最大加盟国であるニュージーランドサッカー協会(NZF)は、連盟とは異なる選択をしました。ニュージーランドはインファンティーノ会長に対するこれまでの支持を撤回し、FFE推進過程に対する独立した調査を要求しています。ニュージーランドは、この夏ワールドカップに出場した唯一のOFC加盟国でもあります。
ニュージーランドサッカー協会は、FIFAの最近の意思決定が国際サッカー界の信頼低下と分裂を招いたと厳しく指摘しました。FIFA内部の検討にとどまらず、独立した検証を通じてガバナンスと透明性を回復すべきだというのが彼らの立場です。
現在、世界のサッカー界の大陸別構図は大きく分かれています。UEFA、AFC、CONCACAFがインファンティーノ会長から背を向けた一方、南米サッカー連盟(CONMEBOL)、アフリカサッカー連盟(CAF)、そしてOFCは相対的に支持する側に立っています。ただし、ニュージーランドやカタールの事例に見られるように、各大陸連盟の加盟国が連盟の立場にそのまま従うわけではないという現実があります。
結局のところ、インファンティーノ会長の去就は、来年のFIFA会長選挙における個別の加盟国の票によって決定される可能性が高いでしょう。大陸別の「ブロック投票」よりも、各国の意志が直接反映される構図が形成されつつあります。


