
ジョゼップ・グアルディオラ監督が去ったマンチェスター・シティが、新時代の幕開けとなる初戦で衝撃的な完敗を喫した。
マンCは17日、英ウェールズ・カーディフのプリンシパリティ・スタジアムで行われたアーセナルとの2026 イングランドサッカー協会(FA)コミュニティ・シールドにおいて、0-3というスコアで敗戦を喫した。
グアルディオラ監督の後任としてマンCのタクトを振るうことになったエンツォ・マレスカ監督は、公式戦デビュー戦にして昨季のイングランド・プレミアリーグ(EPL)王者アーセナルの圧倒的な強さを痛感する形となった。
試合の主導権は開始早々からアーセナルに傾いた。アーセナルは開始わずか24秒、リッカルド・カラフィオーリの先制弾で早々にリードを奪った。これは1968年以降、コミュニティ・シールドにおける史上最速ゴールという記録的なスタートだった。
さらに前半27分には、カイ・ハフェルツがクリストス・ツォリスのヘディングパスを巧みに頭で合わせ、追加点を挙げてリードを広げた。
後半3分には、マルティン・ウーデゴールがマンCの堅守を切り裂き、GKジャンルイジ・ドンナルンマさえもかわして3点目を突き刺し、勝負の行方を決定づけた。
対するマンCは、これといった反撃の糸口を掴めなかった。エースのアーリング・ハーランドは前半に2度の決定機を逸し、ノッティンガム・フォレストから1億1600万ポンドの巨額移籍金で獲得した新戦力エリオット・アンダーソンも、中盤で存在感を示すには至らなかった。
特に、グアルディオラ体制下でマンCの代名詞であった組織的なプレスと緻密なビルドアップは影を潜め、機能不全に陥った。守備陣はアーセナルの素早い攻守の切り替えに揺さぶられ続け、攻撃面も単調な展開に終始した。
一方、昨季EPLの頂点に立ったアーセナルは、新シーズンもその強さが盤石であることを証明した。ニューカッスルから7500万ポンドで引き抜いたブルーノ・ギマランイスが中盤の底で安定感を披露し、クラブ・ブルッヘから加わったツォリスも2アシストを記録するなど、新戦力が完璧にフィットしている。
2004-2005シーズン以来、初めて「ディフェンディングチャンピオン」の肩書きを背負って新シーズンを迎えるアーセナルは、通算18度目のコミュニティ・シールド優勝を飾り、最高の形でシーズンをスタートさせた。
対照的に、マレスカ監督にとっては重いプレッシャーのかかる船出となった。マンCで10年間、20個もの主要トロフィーを掲げてきた名将グアルディオラが去った後の穴はあまりに大きく、ファンにとっても厳しい現実を突きつけられる一戦となった。
マンCはここ2シーズン連続でEPLの王座を逃しており、昨季はアーセナルに勝ち点7差をつけられての2位に終わっている。このコミュニティ・シールドで露呈した両チームの明らかな差を、マレスカ監督がいかにして短期間で埋めていくのか。それが新シーズンのマンCが抱える最大の課題であることは間違いない。


