
不惑を目前に控えたリオネル・メッシ(39・インテル・マイアミ)が、依然として世界のサッカー界の中心に君臨している。2026年バロンドールの候補30人に名を連ねたのに続き、スペイン2部リーグのクラブ、CDエルデンセの買収にも合意し、選手として、そしてサッカービジネスの経営者として新たな歩みを同時に踏み出している。
9日、スペインの「AS」やイギリスの「トークスポーツ」、ESPNなどによると、メッシはエルデンセの株式100%を買収することに原則合意した。コロンビアの投資グループTHソリューションズが保有する株式をメッシが単独で買収する方式だ。最終契約とデューデリジェンス、スペイン高等体育委員会(CSD)の承認手続きが残っており、正式な買収完了までにはいくつかのプロセスが必要となる。
エルデンセはスペインのアリカンテ県エルダを本拠地とする1921年創設のクラブで、現在はスペイン2部リーグでプレーしている。メッシが買収を完了すれば、スペインのプロサッカークラブを直接所有するのは今回が初めてとなる。今年4月にはスペイン5部リーグに相当するテルセーラ・フェデラシオンのUEコルネジャを買収しており、サッカークラブ経営に初めて足を踏み入れていた。

メッシのサッカービジネス領域が急速に拡大している中、選手としての競争力も依然として健在だ。
フランス・フットボールは8日、2026年バロンドールの候補30人を発表し、メッシもその名を連ねた。2023年に8度目のバロンドールを受賞した後、2024年と2025年は候補から外れていたメッシが、再び最終候補群に含まれたのだ。39歳のメッシが不惑を目前にして再び世界最高の選手賞候補に挙がったこと自体が大きな驚きをもって注目を集めている。なお、ライバルのクリスティアーノ・ロナウド(41・アル・ナスル)の名前はリストになかった。
メッシは2025〜2026シーズン、インテル・マイアミとアルゼンチン代表で49試合に出場し、75もの攻撃ポイントを記録した。アルゼンチンをワールドカップ決勝まで導き、大会を通じて8ゴール4アシストを記録して、その比類なき存在感を証明して見せた。
今回のバロンドールではハリー・ケイン(バイエルン・ミュンヘン)、アーリング・ハーランド(マンチェスター・シティ)、キリアン・エムバペ(レアル・マドリード)、ラミン・ヤマル(バルセロナ)らと競うことになる。今年のバロンドール授賞式は10月26日にロンドンで開催される予定だ。

選手として世界の最高峰の舞台で輝き続けながら、スペインではクラブオーナーとして新たな夢への挑戦を始めるメッシ。代表チームからは引退し、現役生活のフィナーレを意識する時期にもかかわらず、サッカー界における彼の影響力は衰えるどころか、ますます巨大なものとなっている。


