
イングランド・プレミアリーグ(EPL)で「サッカー界の童話」を現実のものとし、世界中から愛されてきたレスター・シティが、ついに市場に出されることとなった。
米メディア「ジ・アスレチック」は12日、米投資銀行のシティグループが、レスター・シティの売却条件を明記した投資案内書を潜在的な投資家たちに向けて送付したと報じた。
「プロジェクト・ラインナップ」と名付けられたその投資案内書には、レスター・シティの男女サッカーチームをはじめ、ホームスタジアム、練習場といった全資産が含まれている。さらに、ベルギーの姉妹クラブであるOHルーヴェンまでもが売却対象としてリストアップされているという。
レスター・シティといえば、2015-2016シーズンにビッグクラブを次々と打ち破り、EPLの頂点に立った伝説的な優勝劇が有名だ。当時の優勝オッズ(確率)は、わずか0.02%という驚異的な低さだった。
その後も主力選手の移籍など荒波を乗り越え、2020-2021シーズンにはイングランドFAカップで悲願の優勝を果たし、多くのファンを熱狂させた。しかし、クラブ内のリーダーシップ崩壊や昇降格の繰り返しにより、チームはどん底の苦難を味わうことになる。2024年に再びEPLへと昇格を果たしたものの、現在の状況はリーグ1(3部相当)まで転落するという無残な結果となっている。
度重なる成績不振は、深刻な財政難をも招いた。過去4年間の会計報告書を確認すると、赤字額はそれぞれ9250万ポンド(約1768億ウォン)、8970万ポンド(約1714億ウォン)、1940万ポンド(約371億ウォン)、7110万ポンド(約1359億ウォン)と膨れ上がっている。
結局、クラブを所有するスリヴァッダナプラバ家も、ついに売却を決断するに至った。
スリヴァッダナプラバ家側は、今回の売却で少なくとも3億ドル(約4244億ウォン)の資金確保を見込んでいる。ホームスタジアムであるキング・パワー・スタジアムの外郭敷地など、保有する不動産価値だけでも少なくとも2億7550万ドル(約3897億ウォン)に達するため、売却は成功すると予測されている。なお、スリヴァッダナプラバ家が2010年にレスター・シティを買収した際の金額は3500万ポンド(約669億ウォン)だった。
なお、現時点でレスター・シティ側は、クラブの売却報道に関して公式な立場を表明していない。


