済州SKの期待の星が打ち立てた大きな節目

済州SK FC(以下、済州SK)で育った生え抜きの「ローカルボーイ」、キム・リュンソン選手(24)が、Kリーグ通算100試合出場という大きな金字塔を打ち立てました。9月20日に江陵ハイワンアリーナで開催された「ハナ銀行 Kリーグ1 2026」第30節の江原戦において、後半9分から途中出場を果たし、通算100試合(Kリーグ1:77試合、Kリーグ2:20試合、プレーオフ:3試合)という記録を達成しました。試合は1-0で済州SKが勝利を収めています。
地元出身選手としての歩みと成長
済州島で生まれ育ったキム・リュンソンは、まさにクラブの象徴的な存在です。済州SKが2025年にクラブ名称を変更した際、最初の補強選手としてその将来性を高く評価され加入しました。2025シーズンには左サイドバックのレギュラーとして定着し、キャリアハイとなるリーグ戦35試合に出場。2026シーズンには副キャプテンに就任し、マンチェスター・シティとの国際親善試合「クーパンプレイシリーズ」にも出場するなど、韓国サッカー界を代表するスター選手へと着実に成長を遂げています。
逆境を乗り越えたプロフェッショナリズム
順風満帆に見えたキャリアでしたが、マンチェスター・シティ戦での負傷という試練が訪れました。しかし、キム・リュンソンは挫折することなく、懸命なリハビリに取り組みました。特筆すべきは、自身の不在中にチャンスを得た若手選手パク・ミンジェに対して積極的に助言を行うなど、チームのメンターとしての姿勢を崩さなかった点です。こうした献身的な態度は、セルジオ・コスタ監督からも多大な信頼を集めています。

ファンと分かち合った特別な勝利の歌
復帰戦で見事に100試合達成を果たしたキム・リュンソンは、試合後アウェイ席のファンと歓喜を共有しました。備品のメガホンが故障するハプニングもありましたが、地声でファンと共にチームの応援歌である「勝利の旗」を熱唱。この光景は、地元ファンとの深い絆を象徴するものとなりました。
本人も「100試合達成は新たなスタート。済州のアイコンとして、これからもチームのために走り続ける」と決意を語っています。コスタ監督も「困難な状況でもピッチ内外で模範を示す彼の姿は、チームにとって大きなインスピレーション」と称賛を惜しみません。韓国のクラブにおいて、地元出身選手がチームの象徴となり、ファンと一体となって勝利を祝う文化は「ローカルボーイ」として非常に尊ばれる要素です。今後のさらなる活躍に期待が高まります。


