
サッカー界で最も権威ある個人賞「バロンドール」の第70回授賞式が、間もなく開催されます。今回はイギリス・ロンドンのパラディウム劇場を舞台に、現地時間26日(日本時間27日午前5時)に受賞者が発表されます。例年にも増して特定の圧倒的な候補者が不在であり、予想困難な展開が注目を集めています。
混戦極まるバロンドール、有力3候補の強みと弱点
現在、受賞争いの中心にいるのは、ハリー・ケイン、ラミン・ヤマル、キリアン・エムバペの3選手です。
圧倒的な得点力を誇るハリー・ケイン
昨シーズン、所属するバイエルン・ミュンヘンとイングランド代表で65試合に出場し、73ゴールという驚異的な成績を残したケイン。ブンデスリーガとカップ戦での優勝に貢献し、W杯ベスト4進出の原動力となりました。英紙『ガーディアン』からも高く評価されており、ケイン自身も「キャリアの頂点にふさわしいシーズンだった」と自信を覗かせています。一方で、バイエルンのCLベスト4敗退など、大舞台でのタイトル獲得が最後の一押しとして欠けている点が懸念材料です。
若き才能の象徴、ラミン・ヤマル
昨年のバロンドール2位であるヤマルは、バルセロナで安定した活躍を継続。スペイン代表の優勝メンバーであるという事実は、タイトル選考において大きなアドバンテージとなります。19歳という若さで世界最高峰のストライカーとしての地位を確立しており、受賞すれば歴史的な記録となります。
驚異的な個人記録のエムバペ
エムバペは、リーグ、CL、W杯のすべてで得点王を獲得するという圧倒的な個人成績を誇ります。最近のエル・クラシコでも2得点を挙げるなど、勝負強さは健在です。一方で、チームとして主要なタイトルを逃していることが、投票においてどのように影響するかが焦点となります。「自分自身に投票する」と語る彼の自信が、結果にどう反映されるか注目されています。

バロンドールの選考プロセスと女子部門の注目選手
バロンドールは、FIFAランキング上位100カ国のジャーナリストによる投票で決定されます。各ジャーナリストが候補者30名から10名を選出し、ポイントを付与する形式です。ケインが受賞すればイングランド人選手として25年ぶりの快挙となり、ヤマルやエムバペが受賞すればそれぞれのキャリアにおける大きな歴史的瞬間となります。
また、女子部門では2021年・2022年受賞者であるアレクシア・プテジャスが3度目の受賞を狙います。対抗馬にはCL優勝に大きく貢献したバルセロナのエヴァ・パヨルが挙がっており、こちらも目が離せない展開となっています。


