
2026年北中米ワールドカップ(W杯)で大会最優秀選手(ゴールデンボール)に輝いたスペイン代表MFロドリ(30、マンチェスター・シティ)を巡り、ピッチ外での「エル・クラシコ」が勃発する可能性が浮上しています。レアル・マドリードに続き、宿敵バルセロナも獲得に向けた強い関心を示していることが明らかになりました。
スペイン大手紙『アス(AS)』は4日、「バルセロナがマンチェスター・シティ(マンC)のMFロドリの去就を極めて熱心に注視している。ロドリとレアル・マドリードの交渉が決裂した場合に備え、バルサは獲得の可能性を慎重に探りながら、予期せぬ『千載一遇のチャンス』を狙っている」と報じました。
さらに同紙は、「こうした動きは、中盤の絶対的キーマンであるフレンキー・デ・ヨングの負傷離脱に加え、北中米W杯で大会最優秀選手に選ばれたことでロドリの市場価値がさらに高まったこと、そして最大のライバルであるレアル・マドリードのさらなる戦力補強を牽制(けんせい)したいというバルサ側の思惑が重なり合ったものとみられる。最近、バルセロナは実際にマンCに対し、ロドリの現行契約に関する状況を問い合わせたことが分かった」と説明しています。

ロドリとマンCとの契約は残り1年となっています。本人はすでに母国スペインへの復帰希望を示唆しており、現時点ではレアル・マドリードが獲得レースをリードしているとみられていました。しかし、マンC側が要求する高額な移籍金が交渉のネックとなっており、その停滞した隙を見逃さずにバルセロナが電撃的に動き出しました。バルセロナはマンCに対し、「もしロドリの放出交渉を行う意思があるならば、我々バルサもその対話のテーブルに含めてほしい」と、正式に打診したとされています。
バルセロナは現在、大黒柱であるMFデ・ヨングの長期離脱という緊急事態に直面しています。デ・ヨングはオランダ代表として参戦したW杯で膝を負傷し、最大で4ヶ月に及ぶ離脱が見込まれています。今季の命運を握る中盤の要として、即戦力となるワールドクラス of MF確保が急務となっており、それがロドリへの熱烈な視線に繋がっているのです。
ただ、この関心は水面下の打診だけで終わるのではないかという慎重な見方もあります。デ・ヨングは欠いたものの、現在のチームにはペドリや超新星マルク・カサドなど、中盤の若きタレントが台頭しており、今夏の最優先補強ポイントは前線のストライカーであるという意見が根強く存在するためです。実際、バルセロナはアトレティコ・マドリードのFWフリアン・アルバレスとの強力なリンクが噂されており、限られた予算の中でロドリ獲得に巨額の資金を投じるのは現実的に難しいのではないか、という懐疑的な見解も聞かれます。
ロドリは先日の北中米W杯でスペイン代表のキャプテンとしてチームを牽引し、悲願の優勝をもたらした絶対的な存在です。中盤の底で圧倒的なゲーム支配力を見せて全試合に出場。ゴールやアシストといった目に見える数字(攻撃ポイント)がないにもかかわらず、その圧倒的なゲームメイクが評価されて大会MVP(ゴールデンボール)を受賞し、名実ともに世界最高のフットボーラーとして君臨しています。



