
国際サッカー連盟(FIFA)が、ジャンニ・インファンティーノ会長をめぐる「愛人への優遇疑惑」に対し、「組織的かつ持続的な揺さぶり」であるとして真っ向から反論しました。
FIFAは9日(韓国時間)、声明を発表し、「FIFAと会長を揺さぶろうとする組織的かつ持続的な試みがあることがますます明らかになっている」と指摘。「提起された疑惑は立証されていないか、明白な虚偽の主張に過ぎない」と強く主張しました。
続けて「会長は加盟協会によって民主的に選出され、現在もその委任を受けて職務を遂行している」とした上で、「民主的な手続きで得られなかったものを、疑惑の提起や暗示、虚偽の情報で得ようとしてはならない」と強調しています。
これに先立ち、英紙テレグラフは、インファンティーノ会長が欧州サッカー連盟(UEFA)事務局長を務めていた当時、ある女性職員と不適切な関係にあり、その過程で当該職員が人事や給与面で優遇を受けたという疑惑を報じました。
報道によると、事務職だったこの女性は、インファンティーノ会長との関係が続いている間に管理職に昇進し、給与も約30%引き上げられ、年俸約16万スイスフラン(約2億8000万ウォン)を受け取っていたとされています。
さらにUEFAは、この女性が高額の退職金を受け取って組織を去った後も、年間学費が4万5000ポンド(約8500万ウォン)に達する経営学修士(MBA)課程の授業料を負担していたことが明らかになっています。

今回の疑惑は、インファンティーノ会長がFIFA主催大会の商業的権利を民間投資家に譲渡する案を推進し、欧州サッカー界との対立が激化する中で浮上しました。
特にUEFAは、ワールドカップを含むFIFA主催大会のボイコットの可能性まで言及して強く反発し、イングランドをはじめとする欧州各国のサッカー協会でも、インファンティーノ会長への支持を撤回する動きが続いています。
去る7日には、ノルウェーサッカー協会のリーセ・クラベネス会長が公然とインファンティーノ会長の辞任を要求し、圧力を強めています。
一方、欧州圏外では会長を支持する動きも見られます。
BBCによると、メキシコサッカー協会は所属する大陸連盟(CONCACAF)の立場とは異なり、インファンティーノ会長への支持を表明しました。また、南米サッカー連盟(CONMEBOL)とアフリカサッカー連盟(CAF)も、インファンティーノ会長を支持する立場を明らかにしています。
インファンティーノ会長をめぐり、欧州の退陣圧力と非欧州圏の支持が交錯しており、FIFA内部の対立は一層激化する様相を呈しています。



