
チリサッカー史上最も偉大なストライカーと評されるアレクシス・サンチェス(38)が、18年間の欧州生活に終止符を打ち、米メジャーリーグサッカー(MLS)の舞台に電撃参戦する。
米ジ・アスレチックは11日、「スペイン・ラ・リーガのセビージャFCとの契約が満了したサンチェスが、フリーエージェント(FA)としてカナダを本拠地とするMLSクラブ、CFモントリオールに入団する」と報じた。サンチェスはモントリオールと2028年までの2年契約を結び、特別指定選手(Designated Player)としてチームの象徴である背番号10を背負ってプレーする。
1988年生まれのサンチェスは、爆発的なスピードと強靭なフィジカル、鋭い決定力を兼ね備えたストライカーであり、欧州のビッグリーグを席巻したチリ代表の攻撃の要だ。
2008年にウディネーゼ(イタリア)で欧州の舞台に足を踏み入れた彼は、バルセロナ(スペイン)、アーセナル、マンチェスター・ユナイテッド(以上イングランド)、インテル(イタリア)、オリンピック・マルセイユ(フランス)、セビージャ(スペイン)など、数々のビッグクラブを渡り歩いた。
特にバルセロナ時代(2011〜2014)にはラ・リーガ優勝を経験し、アーセナル(2014〜2018)では公式戦166試合で80ゴール・45アシストを記録し、チームのFAカップ2連覇を導くなど全盛期を謳歌した。その後、インテルでもセリエAの優勝トロフィーを2つ追加している。

チリ代表チームでの業績はさらに際立っている。国際Aマッチ通算161試合に出場して51ゴールを記録し、チリサッカー史上最多出場および最多得点記録を保持している。特に2015年と2016年のコパ・アメリカでは、リオネル・メッシ率いるアルゼンチンを立て続けに破り、チリに大会2連覇をもたらして「サンチェス時代」の頂点を極めた。
MLS東カンファレンスの15チーム中14位に低迷し、攻撃力不足に悩まされていたモントリオールは、実績あるベテランのサンチェスを獲得することで反転のきっかけを作った。直前のシーズンにセビージャで公式戦30試合(4ゴール・2アシスト)に出場し、チームのラ・リーガ残留に貢献したサンチェスは、その経験と老獪さを武器にモントリオールの攻撃陣を牽引する見通しだ。モントリオールがサンチェスの獲得を足がかりに、MLSプレーオフ進出に向けた反撃に成功できるのか、注目が集まっている。


