
キム・ミンジェ(30・バイエルン・ミュンヘン)が、新シーズンの序盤から確かな存在感を放っています。ドイツサッカー連盟(DFB)ポカールの初戦でも先発出場し、フル出場を果たしてチームの4-1の勝利に大きく貢献しました。スーパーカップ、ブンデスリーガ開幕戦に続き、今シーズンの公式戦3試合連続の先発出場です。当初は「第3のセンターバック」という評価も囁かれていたキム・ミンジェですが、シーズン序盤の熾烈なレギュラー争いにおいて、一歩リードする姿を鮮烈に印象付けています。
バイエルン・ミュンヘンは3日、ドイツ・オスナブリュックのシュタディオン・アン・デア・ブレーマー・ブリュッケで行われたオスナブリュックとの2026~2027 DFBポカール1回戦で4-1と快勝しました。前半5分にロビン・マイスナーに先制ゴールを許す苦しい展開となりましたが、ハリー・ケインの同点弾とトム・ビショフの逆転ゴールで前半を2-1で折り返し、後半にはマイケル・オリーズとケインの追加点で見事に勝負を決めました。
キム・ミンジェはジョナタン・ターとセンターバックのコンビを組み、試合終了までピッチを守り抜きました。この日のキム・ミンジェは、圧巻のパス成功率98%(90本中88本成功)を記録。さらに地上戦での競り合いでも6回中5回勝利し、タックル5回を含む計6回の守備アクションを披露しました。統計メディア「ソファスコア」は、キム・ミンジェに7.7点という高評価を与えています。なお、共に先発したターの評価は6.9点でした。

シーズン序盤の3試合で見せたパフォーマンスは、まさに圧巻です。キム・ミンジェは8月23日のフランツ・ベッケンバウアー・スーパーカップ(対ドルトムント)でターと共に先発し、フル出場で2-1の勝利に貢献。続くブンデスリーガ開幕戦(対シュトゥットガルト)でも先発入りし、84分間プレーして5-1の大勝を支えました。この時はダヨ・ウパメカノとのペアでしたが、どのような相手とも高いレベルで連携できることを証明しています。
昨シーズン、キム・ミンジェはミュンヘンで37試合に出場したものの、先発は23試合にとどまり、ターやウパメカノを支える「第3のセンターバック」という役割が続いていました。先月の訪韓期間中、彼自身も「第3の守備手として競争している」と認めつつ、出場機会を掴むために戦い抜く強い意志を明かしていました。ヴァンサン・コンパニ監督も、困難な状況下でも集中力を切らさず、ピッチ上で結果を出し続けるキム・ミンジェの姿勢を高く評価しています。
今シーズンの実戦が始まると、状況は明らかに変化しています。スーパーカップではターと、リーグ開幕戦ではウパメカノと、そしてポカールでは再びターとコンビを組み、指揮官の厚い信頼を裏付けています。センターバックの組み合わせが完全に固定されたとは言えない段階ですが、キム・ミンジェがコンパニ監督のローテーションにおいて確かな序列上位に食い込んだことは間違いありません。
ミュンヘン自体も好調そのものです。スーパーカップでの優勝を皮切りに、ブンデスリーガ初戦でシュトゥットガルトを5-1で完破し、ポカールでも2部リーグのオスナブリュックを4-1で制圧するなど、完璧なスタートを切っています。

キム・ミンジェにとって今シーズンは、飛躍のための大きな転換点です。昨シーズン後半から出場時間や立ち位置を巡り、絶え間ない競争に身を置いてきましたが、新シーズンの公式戦3戦連続先発という事実が、彼の復活とレギュラー奪取への強い狼煙を物語っています。


