英プレミアリーグに衝撃、クリスタル・パレスの「生きたワシ」マスコットに動物愛護団体が引退要求

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クリスタル・パレス、生きた「イーグル・マスコット」に物議
クリスタル・パレスのワシの公式マスコット「フェニックス」。英ガーディアン紙キャプチャー

動物愛護団体PETAによるマスコット停止の要求

イングランド・プレミアリーグ(EPL)に所属するクリスタル・パレスFCが、クラブの象徴として起用している「生きたワシ」を巡り、大きな議論が巻き起こっています。国際的な動物愛護団体であるPETA(動物の倫理的扱いを求める人々の会)は、スタジアムの過酷な環境がワシに深刻なストレスを与えているとして、マスコット活動の中止を強く求める声明を発表しました。

英紙ガーディアンの報道によると、PETAはクリスタル・パレスに対し、現在マスコットを務めるハクトウワシ「フェニックス」を直ちに引退させ、今後一切の生きた動物をイベントに利用しないよう公式に書簡を送付したとのことです。

スタジアム環境が野生動物に与える影響

PETAが懸念するのは、サッカーの試合会場という特殊な環境です。強烈な照明や観客による大音量の歓声、混雑したスタジアム内の騒音は、野生動物にとって極めて大きな負荷となります。PETAのキャリス・ベネット博士は、「野生動物がこうした環境下で方向感覚を失い、パニック状態に陥るリスクがある」と指摘しました。

また、ベネット博士は「ハクトウワシは自由の象徴でありながら、フェニックスは単なるファンサービスのための道具として扱われている」と批判。すでに人間によるマスコットが存在する中で、あえて野生動物をスタジアムに連れ込む必要性はないと主張しています。なお、現時点でクリスタル・パレス側からこの要求に対する公式回答はなされていません。

50年続く「イーグルス」の伝統とその歴史

クリスタル・パレスとワシの縁は深く、1973年に当時のマルコム・アリソン監督がクラブの愛称を「ザ・グレイジャーズ(ガラス職人たち)」から「イーグルス(ワシたち)」へ変更したことに端を発します。その後、2010年から生きたワシをスタジアムに登場させる独自の伝統が始まりました。

初代マスコットである「カイラ」は、長年にわたり試合前のピッチ上空を飛び回り、ファンの間で非常に高い人気を誇りました。2020年にカイラがこの世を去った後、その役割を引き継いだのが現在のフェニックスです。フェニックスは2024年8月に初披露されましたが、今シーズンはスタジアム内での飛行イベントが中止されるなど、運用面での調整も行われています。

クリスタル・パレス、生きた「イーグル・マスコット」に物議
クリスタル・パレスのワシの公式マスコット「カイラ」。英ガーディアン紙キャプチャー

海外スポーツ界における動物活用の現状

生きた猛禽類をマスコットとして起用しているのはクリスタル・パレスだけではありません。ポルトガルの強豪ベンフィカも2003年からホームゲームで「アギア・ヴィトリア」を登場させる伝統を維持しています。欧州サッカー界ではこうした演出が「歴史的演出」として受け入れられてきましたが、近年は動物愛護の観点から倫理的な基準が厳しくなっており、今後同様の議論が他クラブにも波及する可能性があります。

Grey

Grey

K-pop & Sports Content Editor

worked in Asia National News Media since 2019
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