
トッテナム・ホットスパーが今夏、驚異的な規模の戦力補強を敢行したにもかかわらず、新シーズンの初戦から完敗を喫し、非常に不安なスタートを切りました。
トッテナムは23日(日本時間)、イギリス・ロンドンのGテック・コミュニティ・スタジアムで行われたブレントフォードとの2026-2027イングランド・プレミアリーグ(EPL)第1節のアウェイ戦に臨み、0-3で敗れました。
これは単なる敗北にとどまらない、あまりにも衝撃的な内容でした。トッテナムは試合を通して、ブレントフォードの激しいプレスと電光石火の攻撃に全く対応できませんでした。攻撃面では明確な崩しのパターンを見出せず、守備面では相手に致命的なスペースを何度も与えてしまうシーンが目立ちました。
均衡が破れたのは前半12分でした。ブレントフォードの新戦力MFママドゥ・サンガレがイゴール・チアゴとのパス連携から右サイドを崩し、低いクロスを供給。これに走り込んだキーン・ルイス=ポッターが落ち着いて合わせ、先制ゴールを奪いました。
先制を許したトッテナムでしたが、その後も反撃の糸口を掴むことができません。それどころか、ブレントフォードに次々と決定機を許す展開が続きました。チアゴのヘディングシュートがポストを叩き、ダンゴ・ワタラにも何度も守備の裏のスペースを脅かされました。
迎えた2失点目の場面では、中盤での競り合いでルーカス・ベリヴァルが競り負けたことが発端となりました。マティアス・イェンセンが放った鋭いシュートを、GKアントニン・キンスキーが完全に弾き出すことができず、こぼれ球をヴィタリー・ヤネルトに押し込まれました。
ハーフタイム、トッテナムのロベルト・デ・ゼルビ監督は後半開始と同時にベリヴァルとコナー・ギャラガーをベンチに下げ、交代カードを切ることで打開を図りました。さらに、8500万ポンド(約161億円)という巨額の移籍金で獲得したマテウス・フェルナンデスもピッチへと送り込みました。
しかし、期待とは裏腹に後半4分、再び追加点を許してしまいます。ブレントフォードのコーナーキックから、ネイサン・コリンズが頭で落としたボールをサンガレがシュート。これをGKキンスキーが一度は防いだものの、弾いたこぼれ球をミカエル・カヨデに押し込まれ、万事休すとなりました。


