
日本高校野球の象徴である甲子園で、審判の運営方式が大きく変わりつつある。女性審判員が初めて登場し、ビデオ判定が導入された。全国から選抜して甲子園に派遣する審判員の数も2倍に増えた。
日本の日刊スポーツは19日、第108回全国高校野球選手権大会において、派遣審判員の拡大、女性審判員の起用、ビデオ判定の導入といった、いわゆる「審判3大改革」が実施されていると報じた。
最も先に変わったのは、派遣審判員の運営方式である。
日本の高校野球における派遣審判員制度は1963年に始まった。1973年からは各都道府県高校野球連盟の審判育成へと目的が拡大された。これまで全国から選ばれた8人が大会前半に投入され、主に塁審を務めてきたが、今年は人数を16人に増やした。大会後半にも8人を追加で投入し、球審まで務められるよう職務の制限も撤廃した。
尾崎大輔大会審判副委員長兼日本高校野球連盟審判規則委員長は、派遣審判の拡大について、地域審判のレベルアップとともに、人口減少時代において高校野球を継続できる基盤を作ることが目的だと説明した。甲子園で得た経験を地域に持ち帰り、審判育成に活用するようにするということだ。
女性にも甲子園の審判の門戸が初めて開かれた。
日本高校野球連盟は今大会に女性審判員5人を割り当てた。去る5日、札幌日本大学高校と仙台育英学園高校の開幕戦では、森田真紀(49)審判員が二塁審を務めた。春・夏の甲子園を通じて、女性が審判としてグラウンドに立ったのは初めてのことだ。
連盟は去る4月、女性審判員の起用を決定する際、性別に関係なく能力を基準に審判を選抜し、多様な人材が高校野球に参加できる構造を作っていく方針を明らかにした。今大会には森田をはじめ、岩尾香澄、佐藤加奈、松本京子、和田加奈ら5人が選任された。
判定方式にも変化が生じた。今年の夏の甲子園から、高校野球史上初めてビデオ判定制度が導入された。
初の判定は去る7日、有明高校と立命館宇治高校の1回戦で出た。有明が7回表の二塁盗塁の際のアウト判定に対して判定を要請した。映像確認の結果、原審が維持された。
ビデオ判定は、監督が該当プレーが終わった後に迅速に球審に要請する方式だ。各チームは正規の9イニングの間、一度だけ判定を要求できる。判定が覆れば、今大会ではもう一度追加要請が可能だ。判定を開始してから2分以内に判定を覆す明確な根拠が見つからなければ、原審を維持する。ストライク・ボール判定などは判定対象から除外される。
尾崎副委員長は、女性審判の起用も審判参加者の裾野を広げるための措置だと説明した。ビデオ判定については、人間の視野に映像というもう一つの視覚を加え、判定の正確性を高め、選手たちが納得できる環境を作るためのものだと明らかにした。
伝統を重視してきた日本の高校野球が、審判運営においては変化を本格化させている。審判人材の地域拡大と女性の参加で人的基盤を広げ、映像技術で判定의 正確性を補完する方向だ。日本高校野球連盟は、少子化と人口減少の中でも高校野球を継続するための変化であるという点を強調している。


